ベイトリールを安くで選ぶ上で重要なこと、安くて人気のベイトリールを11機種ご紹介します。まずは安いベイトリールの相場を把握して、価格によってどのような違いがあるのかや、安く選ぶ上でおすすめの価格帯、人気の11機種をチェックしてみましょう。

安いベイトリールの相場

出典:shimano

バス釣り向けのベイトリール(ソルト対応モデル等もあり)の相場を把握してみましょう。
一般的には、低価格として多くの機種がリリースされているのが、1万円台の機種です。

ダイワやシマノ、アブガルシアなど、代表的な釣りメーカーの1万円台のベイトリールであれば、快適に使用できる高い基本性能が備わった機種が多くリリースされています。

更に安い価格帯になるのが5千円〜1万円以下の機種。
代表的な釣りメーカーの機種では、基本性能がしっかり備わった入門向けベイトリールが多くなっています。

安い=対バックラッシュ性能が低い

多くのベイトリールに共通して言えることとして、安くなると対バックラッシュ性能が低くなることが挙げられます。
これはブレーキ性能が主に影響しています。

特に1万円以下の機種の場合、対バックラッシュ性能が落ちてしまい、その分ブレーキ設定を強めにしたり、ルアーチェンジの際により注意してブレーキ調整が必要な場合が多くなります。

安くで買う場合におすすめの価格帯

出典:daiwa

ベイトリールを安くで買う上で最もおすすめする価格帯は、1万円台の代表的な釣りメーカーがリリースするベイトリールです。
最近の技術革新や価格競争の影響もあり、特に1万円台後半の価格を中心に、価格に対して基本性能の高い機種が多く揃っています。

まずは試しにといった場合や、ベイトリールに慣れるための練習用に、といった場合には5千円〜1万円以下の機種も検討してみましょう。

ベイトリールを選ぶ際に重要なギア比について

出典:purefishing

初めてベイトリールを選ぶ場合には、知っておきたい事としてギア比があります。
ギア比はローギアであれば、一回転の巻き取り量が少なく、ハイギアであれば多くなります。

ベイトリールのギア比には、目安としてローギアであるギア比4台〜ギア比5台。
中間のギア比にあたる6台〜7台。
ハイギアに入るギア比8台〜10台に分かれます。

広くルアーをバランス良くこなせるのがギア比6台〜7台で、入門向けのベイトリールによく採用されるギア比でもあります。

また、スピナーベイトやバイブレーションなどの巻物の釣りが中心の場合はローギアを中心に。
リグ系の釣りやスピーディーなハードルアーの釣りなどにはハイギアがよく選ばれます。

安いベイトリール!人気の11機種(6千〜2万円台)

ここからは安くて人気の11機種を代表的な釣りメーカーよりご紹介します。
ダイワの低価格帯の代表的な人気モデルや、シマノの2019年に登場し、一気に人気を勝ち取った機種。アブのパワーモデルや、特化した釣りに魅力の機種。
後半には、1万円以下で手に入る3機種もご紹介します。

1.「守備範囲が広い、信頼が厚い」ダイワ 20タトゥーラ SVTW

  • 想定購入価格:1.9万円前後
  • ギア比:6.3、7.1、8.1
  • ソルト対応

ダイワ低価格帯の中でも信頼が厚く人気の高いタトゥーラ。
20タトゥーラSVTWはルアーの守備範囲が広く、軽量ルアーも扱いやすいモデル。
エアブレーキシステムなど対バックラッシュ性能も◎
コンパクトで扱いやすく、狙ったところへ少ない力でキャストしやすいスプールの立ち上がりも特徴的なモデルです。

2.「中〜重量級ルアーにおすすめ」ダイワ 19タトゥーラ TW

  • 想定購入価格:1.6万円前後
  • ギア比:6.3、7.1、8.1
  • ソルト対応

同じく信頼が厚く人気のタトゥーラより、19タトゥーラTWをピックアップ。
ルアーの守備範囲が広く、重量級ルアーに特に使いやすいモデルで、剛性も◎
90mmアルミクランクハンドルなど重量級ルアーの巻物もしやすく、中〜重量級ルアーを中心に広く対応させたい場合に特におすすめのモデルです。

3.「パワフル、伸びのあるキャスト」アブ レボ SX

  • 想定購入価格:1.5万円前後
  • ギア比:6.6、7.3
  • ソルト対応

伸びのある低弾道キャストや、飛距離性能を備えた、アブ レボ SX。
風に強いブレーキシステムも◎
高剛性でパワーもあり、メジャーレイクなどアベレージサイズの大きいフィールドで特に重宝するモデルです。

4.「タフな釣りに」アブ レボ X

  • 想定購入価格:1.3万円前後
  • ギア比:5.4、6.6、7.3
  • ソルト対応

アルミフレームや大口径ギアなど、タフな釣りに安心のモデルで、パワフルな巻き上げや重量級ルアーを巻きやすい90mmハンドルも特徴的。
風強い日でも使いやすいマグトラックスブレーキも特徴的なモデルです。

5.「DC搭載、遠投性能」シマノ 20 SLX DC

  • 想定購入価格:2万円前後
  • ギア比:6.3、7.2、8.2
  • ソルト対応

SLXは、2019年に登場したシマノのNewシリーズで、早くも信頼を勝ち取り、低価格帯機種の中でも代表的な人気機種となったシリーズ。
中でも20SLX DCは、2020年にシマノならではのDC(デジタルコントロールブレーキ)を搭載し飛距離や対バックラッシュ性能が◎

軽量プラグからビッグベイトまで4段階のシンプルなブレーキ設定で対応できるのも嬉しいポイントです。

6.「飛距離性能、守備範囲」シマノ 19 SLX MGL

  • 想定購入価格:1.5万円前後
  • ギア比:6.3、7.2、8.2
  • ソルト対応

同じくSLXシリーズの19SLX MGLは、飛距離が魅力のMGL(マグナムライトスプール)搭載モデルで、広くルアーに対応できる守備範囲も◎
ブレーキ調整のしやすさも嬉しい逸品です。

7.「ビッグクランクが得意」アブ レボ ウィンチ

  • 想定購入価格:1.9万円前後
  • ギア比:5.4
  • ソルト対応

ビッグクランクベイトが得意なモデル、レボ ウィンチ。
ビッグクランクの引き抵抗を少なくできるローギアで、マグナムクランクにも対応可能。

様々な巻物ルアーに対応できる細かく調整可能なブレーキシステムも特徴的なモデルです。

8.「長い歴史を持つシリーズ」シマノ 19スコーピオン MGL

  • 想定購入価格:2万円前後
  • ギア比:6.2、7.4、8.5
  • ソルト対応

長い歴史を持つ人気シリーズ、スコーピオンからは、19スコーピオンMGLをピックアップ。
立ち上がりの軽いスプールを採用し、飛距離が必要な釣りや、正確なキャストやカバーを狙った低弾道キャストも得意。
シルキーでパワーのある巻き上げも特徴的なモデルです。

1万円以下で手に入るベイトリール3機種

1.「操作性、飛距離」ダイワ バス X

  • 想定購入価格:7千円前後
  • ギア比:7.5
  • ソルト対応

ダイワのベイトリールの中で、最初の一台に選ばれやすい機種、バスX。
対バックラッシュ性能を備え強めのブレーキ調整も可能。
必要な飛距離を稼げる軽さのあるスプールや、簡単なダイヤル設定、操作しやすい軽さも特徴のモデルです。

2.「遠投性能、守備範囲」シマノ バスワン XT

  • 想定購入価格:7千円前後
  • ギア比:7.2
  • ソルト対応

シマノの入門向けベイトリールとして人気の高い、バスワンXT。
広くルアーをカバーでき、遠投性能や伸びのあるキャストが魅力のモデル。
対バックラッシュ性能を備え、太いラインを多く巻けるラインキャパも特徴的です。

3.「コスパ良、扱いやすい」アブ ブラックマックス

  • 想定購入価格:6千円前後
  • ギア比:6.4

安くてコスパの良さが魅力の、ブラックマックス。
コンパクトで握りやすく、軽さを備えた扱いやすさが強み。
必要な飛距離が稼げ、風のある日でも使いやすいブレーキシステムを採用し、太いラインを多く巻けるラインキャパも備えたモデルです。

安くで性能の良い機種が手に入りやすくなった

気になる機種は見つかりましたか?
今回は、安いベイトリールを選ぶ上で重要なこと、安くて人気のベイトリール11機種をご紹介しました。

ここ何年かで安い機種の性能が底上げされ、安くても快適に使用できる機種が手に入りやすくなっています。
ぜひこの機会に、ベイトリールを使った釣りに挑戦してみましょう。