野池のバス釣りをテーマに意識したい4つの項目やスピニング&ベイトタックルでのオススメの釣り方&ルアー。その他、おすすめロッド&リールやライン、ルアーをご紹介します。まずは野池のバスの釣り方を確認してみましょう。
京都府の野池やダムが豊富な地域在住。低頻度で琵琶湖釣行も。バス釣りは小2から兄に連れられ開始。歴は31年。いつか苦手なリザーバーの釣りを克服したい・・。⇒詳しいプロフィールを読む
目次
野池でバスを釣るために意識したいポイント
まずは、野池のバス釣りで釣果を上げるために意識しておきたいポイントをご紹介します。
直接釣果に関わることとして、バスに警戒心を与えない、効率を意識する、ポイント移動についてをご紹介し、野池の釣りで特に注意すべき点についてもご紹介します。
バスに警戒心を与えない
野池のバス釣りではポイント移動できる場所も限られてくることが多く、よりバスに警戒心を与えないことが重要になってきます。
特に、ポイントに着いてはじめの数投をする際は、屈みながら音を立てないようにポイントに近づき、バスに発見されることを避けたり、ポイントから離れたところからキャストをし、徐々にポイントに近づくのが理想的です。
他のアングラーがいない場合を前提にした話ですが、釣り場のバスの警戒心がオフになっている釣り始めは、釣れる可能性が高い為です。
効率を意識しよう
野池に限った話ではないですが、効率を意識して釣るのも重要なポイントです。
野池の場合、岸際や見えている範囲のストラクチャーだけをまず攻めてみるのがおすすめです。
その場合、広く探れるスピナーベイトやクランクベイトなどの巻物ルアーが効率的にバスを探すことができます。
バスがいる場所が分かれば同じルアーで釣れるのを待ったり、ワーム系などの狭い範囲を丁寧に釣るルアーに切り替えたりするのが効率的です。
ただし、野池によってはハードルアーでは反応しない難しい場所もあるため、その場合はソフトルアー中心の釣りになります。
ポイント移動のコツ
バスの反応がなかったり、バスを釣って場荒れしたと思うレベルならポイント移動してポイントを寝かしてからまた戻ることをおすすめします。
他のアングラーがいない場合に限りますが、釣って、寝かして、他のポイントへ移動し、また30分〜1時間以上経ってから元のポイントへ戻るという釣り方で、野池のような狭いフィールドでも効率的にバスを釣ることができます。
根掛かりルアーに注意しよう
釣り人の多い野池だと、根掛かりしたルアーやルアーのラインが残っている場合が多いので、良く見てからキャストしましょう。
木などの障害物で擦れた場合はもちろん、他の釣り人が残したラインに当たって使用しているラインが擦れたらラインチェックしましょう。
傷が入っていればその箇所をカットしてルアーをセットし直しましょう。
面倒ですが、根掛かりした際や思いがけないビッグバスの際にもラインブレイクを減らせて安心です。
おすすめのルアー&釣り方解説(スピニング&ベイト)
続いて野池のバス釣りで使いたい具体的なルアーと釣り方について、スピニングタックルとベイトタックルに分けてご紹介します。
スピニングタックルでのおすすめの釣り方
野池×スピニングタックルの場合のおすすめのバスの釣り方として2種類ご紹介します。
1つめはとても釣れると言えるソフトルアーでの釣り方。2つ目はスピニングでも扱いやすいハードルアーでの釣り方です。
1.ジグヘッド+4インチグラブ
出典:garyyamamoto
野池の定番とも言える組み合わせ。
ジグヘッド+4インチ程度のグラブ系であれば釣れやすいですが、ワームはゲーリーヤマモト4インチグラブがおすすめです。
ただ巻きで広く探れ、生命感のあるナチュラルな動きが魅力で、岸際や倒木、オーバーハング下などのストラクチャー周りを巻いてくるのがバスの反応を得やすいです。
巻き取り速度は低速〜中速がおすすめ。バスの反応を見ながら調整しましょう。
また、違和感のないようブレないように巻くのもコツです。
見えバスや気配を感じるポイントを見つけたら、ただ巻きではもちろん、まっすぐ底まで落としてから10秒前後放置。その後底をズル引きしてきたり、低速で巻くなどもおすすめです。
難易度の高い野池や難しい季節でなければ、子バスを中心に反応があるはずです。
また、この使い方の場合は、着底後の放置させている間に食っていることが多くなると思います。
2.小型クランク
出典:evergreen
続いて、野池×スピニングタックルで活躍するハードルアーとしておすすめしたいのが小型クランクです。
こちらの魅力としてはただ巻きで使え、広く探れ、ある程度障害物も回避してくれる点にあります。
また、ルックス面でもバスが釣れやすいハードルアーと言えます。
おすすめの使い方としては、ストラクチャー周りにキャストし低速〜中速で巻いてくる方法です。
また着水後、バスが見に来るのを想定して数秒放置させてから巻き始めるのも効果的です。
キャストする場所としては獲物を追い込みやすい岸際もおすすめです。
小型クランクが底をえぐりすぎない程度の距離を岸から離して岸に対して平行に巻いたり、対岸などの岸際にキャストして巻くのもおすすめです。
また稀ですが、時期やバスによっては高速で巻いた方が反応がある場合もあります。
ベイトタックルでのおすすめの釣り方
野池のベイトタックルを使ったおすすめの釣り方を、2つのルアー別にご紹介します。
1つ目はただ巻きで広く探れるスピナーベイト。2つ目はストラクチャー周りで反応を得やすいラバージグです。
1.スピナーベイト
出典:O.S.P
スピナーベイトは広く探れ、ただ巻きで釣れるというメリットはもちろん、根がかりが少なくタイトにストラクチャーを攻められるメリットもあります。
また、ストラクチャーなどがないオープンウォーターからバスを探すのも得意なルアーになります。
使い方としてはただ巻きなのですが、真っ直ぐ巻いてくることや、ブレてバスに違和感を与えないように巻くことが特にスピナーベイトの場合意識する必要があります。
また、着水の際に静かに着水させたほうがバスに警戒心を与えずに釣れやすい場合も多いです。
水草などの根掛かりしにくいストラクチャーがある場合は、少し当てながら巻いてくるのも効果的です。
岸際やストラクチャー周りなどをチェックして反応がなければオープンウォーターを広く巻いてみましょう。オープンウォーターでは中層を巻いてくるのもおすすめです。
2.ラバージグ
出典:O.S.P
続いて野池のベイトタックルでおすすめしたい釣り方がラバージグを使った方法です。
倒木や立木、ごろた石や水草など、ストラクチャー周りにラバージグをキャストし、真っ直ぐ着底させてから3〜4回リフトを加えてまた真っ直ぐ着底を繰り返す方法です。
反応が無くストラクチャーから離れてきたら回収します。
他には着底させてから底をズル引きする方法や、ボトムを跳ねさせながら巻いてくる方法で反応を得れる場合もあります。
基本的なラバージグの釣りは巻く釣りのように横に広く探る釣りではなく、縦に探る釣りになるため、見えバスやバスの気配のあるポイントを早く見つけられるかがカギとなります。
広く探れる巻きの釣りでバスを見つけてからラバージグを使うのもおすすめの展開になります。
【野池バス釣り】おすすめタックル紹介
ここからは野池のバス釣りで活躍するタックルをご紹介します。
野池向けのスピニングロッド&リールとベイトモデル。
紹介ロッド&リールにマッチするおすすめルアーとラインも確認してみましょう!
おすすめスピニングロッド&リール
ダイワ 21ブレイゾン S69L-2
ダイワの最も代表的なコスパモデルとも言えるバスロッドシリーズ、21ブレイゾン。
中でもおすすめなのが遠目のポイントもアプローチ可能な長さの、S69L-2(2ピース)、S69L(グリップジョイント)。
ライトリグから中型のハードルアーまで広くルアーに対応できるライトバーサタイルモデルです。
飛距離よりも、操作性をより重視したい場合は、同じライトバーサタイルモデルにあたるS64L、S64L-2もおすすめです。
ダイワ 21カルディア LT2500S
21ブレイゾンロッドにセットしたいリールが、21カルディア LT2500Sです。
同じくらいの価格帯で、ブレイゾンとの組み合わせでよく選ばれているリールでもあり、評価の高さも特徴。
5lbナイロンラインで120mと十分なラインキャパで、ハードルアー&ソフトルアーをバランスよく扱えるギア比5.2のノーマルギア、LT2500Sがおすすめです。
おすすめベイトロッド&リール
ダイワ リベリオン 6102MHRB
比較的お手頃な価格で、1本で様々なルアーをカバーできるバーサタイルモデルから、より特化したモデルまで充実したラインナップが魅力の、リベリオン。
キャスト精度も上がるシャープな操作感が魅力のシリーズで、中でも野池のバス釣りでおすすめしたいのが、少し遠目のポイントまでキャストしやすいヘビーバーサタイルモデル、6102MHRB(2ピース)、6101MHRB(1ピース)。
今回ベイトタックル向けにご紹介するルアーでもあるスピナーベイトとラバージグとの相性が良く、テキサスリグやノーシンカーなどのワームの釣りからバイブレーションやミノー、トップやフロッグなどのハードルアーの釣りまで広くカバーできる守備範囲も魅力の一本です。
ダイワ タトゥーラ SV TW
リベリオンのベイトモデルにセットしたいベイトリールが、タトゥーラ SV TWです。
ダイワのバス向けベイトリールの中でも人気のコスパモデルで、手頃ながら性能の高さが◎
操作しやすい軽量&コンパクト設計で、軽いルアーからビッグベイトなどの重いルアーまで対応するバーサタイル性能が強み。
ギア比は、リグ系からハードルアーの巻く釣りまでバランスよく扱える、ギア比7.1の103SH(右ハンドル)、103SHL(左ハンドル)がおすすめです。
【野池バス釣り】おすすめライン
スピニングタックル向け
今回野池バス釣り向けにご紹介するLパワーのスピニングタックルに合わせたいのが、4〜5lbのフロロカーボンラインです。おすすめの2種類のルアーにもマッチしています。
コスパの良い定番ラインや、よく使用されている人気のラインを2種類ご紹介します。
シーガー フロロマイスター 4〜5lb
お手頃で数回ライン交換できるコスパの良いフロロカーボンライン。
ルアーフィッシング用で扱いやすく強度も安心です。
シーガー R18 BASS 4〜5lb
強くしなやかな人気のバス専用フロロライン。
操作性や飛距離、高い耐摩耗性によりストラクチャーへのタイトなアプローチにも理想的なモデル。
ベイトタックル向け
野池ベイトタックル向けのラインとしては、MHロッドとおすすめの2種のルアーを想定したフロロカーボン14lbをご紹介します。
お買い得ラインと定番と言えるラインをチェックしてみましょう。
サンライン ベーシックFC 14lb
300mでお買い得なフロロカーボンライン。
ケースにラインを通せる口があり、ケースに入れた状態で巻き取れるのも便利。
基本性能に優れ、バスプロの下野プロ監修モデルというのも特徴的です。
シーガー R18 BASS 14lb
しなやかで扱いやすいバス専用フロロライン。
バス釣り向けラインの中でも定番的存在で、240m巻きの価格面も魅力です。
【野池バス釣り】おすすめルアー
最後に野池バス釣り向けのおすすめルアーをご紹介します。
釣り方解説のところでご紹介したルアーとマッチしたルアーになります。
スピニング向け、ベイト向けの各2アイテムを確認してみましょう。
スピニングタックル向け
ゲーリーヤマモト4インチグラブ+カツイチ デコイ VJ-76 #1
野池ではもちろん、とにかくバスをキャッチしたい時に大活躍するのが、ゲーリーヤマモト4インチグラブを使ったジグヘッドリグ。
展開はスローになりますが、ノーシンカーリグで使用しても効果的です。
エバーグリーン FACT スピンクラフト
小型ながらキレのあるアピール力でバスを誘え、浮力による障害物回避性能も◎
低速から高速巻きまで対応でき、UL、L、MLのスピニングロッドで扱えるのもgood。
ベイトタックル向け
O.S.P ハイピッチャー 3/8oz
小ぶりながら強い振動でアピールが可能な、ハイピッチャーならではのブレード設計が魅力。
ナチュラルな輝きで違和感を抑えたブレード表面と、フラッシングで魚を寄せるフラット面。デカバス対応のフック設計なども強みのモデルです。
O.S.P JIG ZERO ONE 9g+ドライブクロー4インチ
様々なカバーでの根掛かりを回避する性能が魅力の、JIG ZERO ONE 9g。
根掛かりが多い傾向にある野池のオカッパリにも理想的。
フッキング性能が落ちやすいカバージグの弱点を克服させる独自のブラシガード設計が特徴的なラバージグです。
このラバージグのトレーラーとしてマッチするのが、ドライブクロー4インチ。
ラバージグの中でもよく釣れる人気の組み合わせで、ラバージグとトレーラーのカラーは、ザリガニを意識したカラーがおすすめです。
野池のバス釣りは経験値アップに最適
野池のバス釣りでは、湖やダムなどと比べて難易度が低いことが多く、バスをキャッチしやすいフィールドと言えます。
バスが釣れやすい点で楽しめるのはもちろん、色々なルアーを試して自分の得意ルアーを発見するなど、経験値をアップさせられる場所としても理想的です。
釣り禁止でないことは勿論ですが、安全に野池のバス釣りを楽しみましょう。