メタルバイブ向けのベイトロッド&リールの選び方、おすすめの15選をご紹介します。冬のバス釣りを中心に寒い時期に出番が増えるメタルバイブ。まずは適したロッドのスペックや使いやすいベイトリールを把握しましょう。
目次
メタルバイブ向けのベイトロッドの選び方
メタルバイブ向けのベイトロッドの選び方をまずは見ていきましょう。
重要なのは、次の3つの項目です。
- ルアー操作がし易く、感度の高い先調子(エクストラファースト、ファースト)
- ML〜MHくらいの硬さ
- 縦に操作しやすい長さ(陸っぱりは7フィート前後が理想)
選び方で重要な、1〜3の項目を具体的に見てみましょう。
1.操作性と高感度の先調子ロッド
まず先調子であるエクストラファーストやファーストのロッドを選ぶ利点は、リフト&フォールの際のルアー操作のしやすさと感度です。
特に感度が重要で、フォール中のバイトなど僅かな変化を察知できる先調子の感度があれば有利です。
また、冬のバスは動きが鈍いのもあって、より感度が重要になります。
2.ロッドの硬さはML〜MH
次に、ロッドの硬さですが、バラしを防ぎしっかり乗せられるように柔らかさもあるロッドが有利です。
また、ランディング中の身切れが多くなるメタルバイブですので、しっかり曲がってくれるロッドが理想です。
その為、ML〜MHの間の硬さが使いやすいです。
使用ルアーウェイト&使用場所を考えよう
出典:daiwa
適したロッドの硬さは、使用するルアーウェイトによって変わってきます。
また、アベレージサイズが大きい湖やカバーが多いフィールドでは少し強めのロッドを選ぶのが理想的です。
下記の代表的なメタルバイブのウェイトを参考に、使うメタルバイブのウェイトと使用フィールドを考え、フィネスロッドに入るMLや、M、MHから理想の一本を選びましょう。
- ジャッカル ノッキンジョー(1/4oz、3/8oz、1/2oz)
- ジャッカル キーバーン(1/4oz、3/8oz、1/2oz)
- デプス サーキットバイブ(1/8oz、1/4oz、3/8oz、1/2oz、1oz)
- エバーグリーン リトルマックス(1/8oz、3/16oz、1/4oz、3/8oz、1/2oz)
- O.S.P オーバーライド(1/8oz、3/16oz、1/4oz、3/8oz、1/2oz)
- メガバス ブレーディングX (1/4oz、3/8oz、3/4oz、1oz)
- フラッシュユニオン フルメタルソニック(3.5g、5g、7g、10g、14g、18g)
- イマカツ チタンバイブ(5g、12g)
- 一誠 G.C.ザリメタル(6g、9g、12g)
- バークレイ デックス メタルバイブレーション(6g、8g、11g、14g)
3.ボートor陸っぱりに適した長さを
ボートであれば操作性が高く、飛距離もある程度稼げる6フィート6インチを目安に選ぶのがおすすめです。
陸っぱりの場合はロングキャストしたり、遠くからリフト&フォールで縦にしっかりルアーを動かしたり、フッキングがしやすいといった強みが欲しいので、7フィート前後のロッドが理想的です。
メタルバイブ向けベイトリールの選び方
出典:daiwa
メタルバイブの釣りではリフト&フォールで使用する事が多くなりますが、スローリトリーブやズル引きなどで使用する場合もあります。
また、軽量のメタルバイブがメインになってくる場合は、ベイトフィネスリールを選ぶのが理想的です。
リフト&フォールなど、ルアー操作も多い場合は、ラインスラッグを回収しやすいギア比7〜8台のハイギアが使いやすくなります。
スローリトリーブなどがメインになってくる場合は、6台も検討してみましょう。
ただしギア比に関しては、「回収スピードを早めて展開が早い釣りがしたい」など、好みもあります。
メタルバイブ向け!ベイトロッド8選
ここからは、メタルバイブ向けのベイトロッドを、8本ご紹介します。
2020年モデルのダイワ注目のシリーズや、メタルバイブの様々な使い方に適したエバーグリーンのロッド。冬のメタルバイブなど、琵琶湖向けのバーサタイル性も備えたツララのロッドなど。
理想的な一本を探してみましょう。
1.「リアクションバイトに強い」ブレイゾン 641MB
- 想定購入価格:1.1万円前後
- 硬さ:M
- 適合ルアーウェイト:3/16~5/8oz
- ロッド長さ:1.93m(約6フィート4インチ)
- 自重:103g
バラしやすいリアクションバイトを乗せやすいメタルバイブに適した、ブレイゾン 641MB。
手に入れやすい価格でありながら、ダイワテクノロジーを採用しているスペックも魅力。
バラしやすいフットボールジグのリアクションの釣りや、スピナーベイトなどの釣りにも適した一本です。
2.「独特なセッティング」リベリオン 661M/MLFB
- 想定購入価格:2万円前後
- テーパー:ファースト
- 硬さ:M/ML
- 適合ルアーウェイト:4〜18g(1/7〜5/8oz)
- ロッド長さ:1.98m(約6フィート6インチ)
- 自重:100g
ダイワの2020年、注目のシリーズ、リベリオン。中でもメタルバイブ向けなのが、661M/MLFB。
MのティップとMLのバットによって、ルアーの高い操作性と、キャスト時にはきれいに曲がるテーパーで、軽いルアーをキャストしやすい設計。
メタルバイブを操作しやすいファーストテーパーで、ジャークベイトやトップなどの操作系を中心に、バーサタイルに使用できる一本です。
3.「細かなルアー操作&乗せやすさ」ゾディアス 167M-S
- 想定購入価格:1.7万円前後
- テーパー:エクストラファースト
- 硬さ:M
- 適合ルアーウェイト:4~15g
- ロッド長さ:2.01(約6フィート7インチ)
- 自重:97g
2020年にモデルチェンジした、Newゾディアス。
カーボンモノコックグリップを搭載したことで、手元で水中の情報を把握しやすくなっています。
ゾディアスの中でも、柔軟なソリッドティップで細かなルアー操作や乗せやすさが魅力の、167M-S。
ルアー操作がしやすい軽さも◎
また、シマノ技術であるハイパワーXソリッドにより、感度やパワー面も強みの一本です。
4.「ボトムやストラクチャーの釣りに」ブラックレーベル SG 661MXB-ST
- 想定購入価格:3.3万円前後
- 硬さ:M
- 適合ルアーウェイト:5~21g(3/16~3/4oz)
- ロッド長さ:1.98m(約6フィート6インチ)
- 自重:101g
硬いソリッドティップを採用し、小さなボトム変化も感知できる高感度ロッド。
ボトムでの釣りや、ストラクチャーをよりタイトに探る場面で力を発揮するモデル。
また、スムーズなランディングが可能なリフトパワーのあるバットも特徴です。
5.「琵琶湖でのバーサタイル性」モンストロ74
- 想定購入価格:5万円前後
- テーパー:レギュラーファースト
- キャストウェイト:10~56g
- ロッド長さ:7フィート4インチ
- 自重:170g
冬のメタルバイブなど、琵琶湖でのバーサタイル性能を考え設計された、モンストロ74。
3/8~1ozクラスのメタルバイブをショートピッチで縦さばきができ、ロッドアクションの際にラインが絡みにくいガイドセッティングも◎
ツララならではの遠投性能を備え、ノーシンカーからリグ、トップ、ミドルクラスのビッグベイトなど、琵琶湖で出番の多い一本です。
6.「繊細なルアー操作」サイドワインダー HGC-610MLXF/GP
- 想定購入価格:5.3万円前後
- テーパー:エクストラファースト
- 硬さ:ML
- 適合ルアーウェイト:1/16~7/8oz
- ロッド長さ:6フィート10インチ
- 自重:約159g
デプスのロッドの中では新鮮なMLのロッド。
軽量ルアーをキャストしやすい、しなやかなロッドで、柔らかさでバイトを逃しにくく移動距離を抑えたリフト&フォールが可能。
繊細なアクションがしやすいエクストラファーストテーパーで、デカバスにも安心なトルクも持ち合わせた一本です。
7.「バランス良くこなせる」ヘラクレス HCSC-70M
- 想定購入価格:5.5万円前後
- テーパー:ミディアムファスト
- 硬さ:M
- 適合ルアーウェイト:7~28g(1/4~1oz)
- ロッド長さ:2.13m(約7フィート)
- 自重:144g
エバーグリーンからは、メタルバイブのズル引きやストラクチャーをタイトに攻めた釣り、長さを活かしたリフト&フォールなど、バランス良くこなせるヘラクレス HCSC-70M フォースグランディス7をピックアップ。
飛距離を稼げるオカッパリに嬉しいモデルで、撃つ釣りから巻物まで広く対応できのも魅力の一本です。
8.「大遠投&細かいルアー操作」ハートランドAGS 7102HRB-AGS15
- 想定購入価格:6.1万円前後
- 硬さ:H
- 適合ルアーウェイト:3/8-1oz
- ロッド長さ:2.39m(約7フィート10インチ)
- 自重:170g
バイブレーションを大遠投することを想定した、ハートランドAGS 7102HRB-AGS15。
高い遠投性能を持ち、上位モデルならではのダイワ技術、ESSやAGSを搭載。
リフト&フォールのロッド操作もしやすく、細かいアクションが得意。
水中を把握できる高感度な強みも備え、メタルバイブやヘビキャロにも対応した一本です。
メタルバイブ向け!ベイトリール7選
出典:shimano
続いて、メタルバイブ向けのベイトリールを7機種ご紹介します。
操作性が高く、軽量ウェイトから対応可能なダイワの21年モデルや、手頃な価格ながらDCを搭載し、遠投性能が魅力のシマノの20年モデル。
ベイトフィネスから重量級のルアーを二つのスプールでこなせるアブの20年モデルなど。
理想的な1機種を探してみましょう。
1.「高い操作性、軽量ウェイトから対応」21アルファスSVTW
- 想定購入価格:2.6万円前後
- ギア比:7.1、8.1
- 自重:175g
軽量のメタルバイブから広いウェイトに対応でき、操作性の高い軽量でコンパクトなボディが繊細な操作で誘える強みに。
ハイパードライブデザイン採用で、滑らかな巻き心地で剛性も備え、メタリックなデザインも楽しめます。
2.「理想のメタルバイブの釣りに」21スティーズリミテッドSVTW
- 想定購入価格:7万円前後
- ギア比:6.3、7.1
- 自重:160 g
後半の伸びが良く、高い遠投性能が魅力のSVブーストを搭載し、ルアー操作をしやすいコンパクト&軽量ボディが◎
オカッパリで多い狭い場所からのコンパクトなキャストでも、遠くのピンポイントを狙ったキャストがしやすい性能もgood。
巻きに集中できる巻き心地も魅力で、軽量ウェイトから重量級ウェイトまでバランス良く対応できるのも強みです。
3.「フィネスの釣りまで」20タトゥーラ SV TW
- 想定購入価格:1.8万円前後
- ギア比:6.3、7.1、8.1
- 自重:190g
ダイワ中でもコスパの高い人気モデル、タトゥーラからは、2020年モデルのタトゥーラSVTWをピックアップ。
φ32mm超々ジュラルミン製SVスプール搭載により、フィネスの釣りまでカバーできるようになり、軽量メタルバイブも扱えるスペックが◎
もちろん、重量級もカバーできるスペックで、ビッグベイトまで対応可能。
リフト&フォールの操作にも嬉しい、自重190gのシリーズ最軽量モデルです。
4.「高い遠投性能&ブレーキ性能」SLX DC
- 想定購入価格:2.1万円前後
- ギア比:6.3、7.2、8.2
- 自重:210g
シマノより2019年に登場したSLXに、DCを搭載し2020年に登場したSLX DC。
遠投性能がさらにアップし、4段階のブレーキ調整で軽量ルアーからビッグベイトまで広く対応できるのも魅力。
バックラッシュもしにくいブレーキ性能も特徴の逸品です。
5.「コンパクトでフィネス対応」スティーズCTSVTW
- 想定購入価格:5.5万円前後
- ギア比:6.3、7.1、8.1
- 自重:150g
操作がしやすいコンパクトボディで、直径30ミリスプールを採用した事でフィネスの釣りも可能になった、スティーズCTSVTW。
重量級から軽量メタルバイブまでカバーできるスペックで、コンパクトで軽くて操作しやすいため、繊細なメタルバイブの操作が必要な釣りで、特に重宝しそうです。
6.「コンパクトで剛性アップ」20メタニウム
- 想定購入価格:3.4万円前後
- ギア比:6.2、7.1、8.1
- 自重:175g
シマノの信頼の厚い人気機種メタニウムからは、2020年に4年ぶりにモデルチェンジして登場した20メタニウムをピックアップ。
剛性がアップしながらも、自重はそのままの175g。
扱いやすいコンパクトなコアソリッドボディが、リフト&フォールなど操作が多いメタルバイブの釣りにも使いやすく、重量級から軽いルアーに対応できる守備範囲も魅力の機種です。
7.「2つのスプールでフィネスも」レボ ディーズ8
- 想定購入価格:3.9万円前後
- ギア比:8.0
- 自重:137g
アブガルシアからは、青木大介プロデュースのDEEZシリーズの2020年新機種より、レボ ディーズ8をピックアップ。
標準スプールとスーパーシャロースプールの二つが付属した、ベイトフィネスから重量級のビッグベイトなどの釣りまでカバーできる秀逸モデル。
軽量メタルバイブを使った釣りから、重量級のメタルバイブの釣りまで、一台でカバーでき、超軽量の自重137gが、ルアー操作性や感度を必要とするメタルバイブの釣りにでも力を発揮してくれそうです。
メタルバイブに適したタックルで貴重なバスを!
今回はメタルバイブ向けのベイトロッド&リールの選び方と、おすすめ15選をご紹介しました。
理想のモデルは見つかりましたか?寒くなったら反応を得やすいメタルバイブですが、使いやすいロッドを選ぶ事で寒い時期の貴重なバスをキャッチでき、バラすことも少なくなります。