
近年流行中のフリーリグ。ワームの緩急や、素早くフォールさせれてノーシンカー状態での誘いもできるなど、複数アクションで誘えるフリーリグ。
今回は、そんな人気のフリーリグに適したタックルと、フリーリグ向けベイトロッド&リールをご紹介します。
フリーリグ向けのベイトロッドの特徴

出典:daiwa
フリーリグ向けのベイトロッドの特徴をまとめると、下記のようになります。
それぞれ具体的に見ていきましょう。
- リグ向けの操作性の高いロッド
- 感度の高いロッド
- 6フィート6インチ前後〜7フィート前半
- ロッドの硬さはM、MH
リグ向けの操作性の高いロッド
リフト&フリーフォール、数秒ステイ、シェイクなど、こういったアクションが必要になる釣りなので、リフトやシェイクがしやすいリグ向けのロッドが使いやすくなります。
感度の高いロッド

出典:shimano
フリーリグの釣りでは、ボトムやストラクチャーをより把握できる感度の高いロッドを使うことで、より精度の高い釣りができます。
また、やる気のないバスのショートバイトも把握しやすくなります。
ロッドの長さ
近距離がメインになるのか?遠投しての使用がメインになるのか?で、6フィート6インチ前後から7フィートクラスの長さがおすすめです。
ウィードを縦に釣っていく場合など、ルアーの移動距離を抑えたい場合や、ウィードに潜ろうとするバスを、早めに浮かせるといったやりとりが必要な場合は、長めのロッドを選ぶと安心です。
ロッドの硬さ:M、MH
ロッドの硬さはM、MHが一般的で、使用するルアーウェイトを考えながら選びましょう。
フリーリグ向けのベイトリールの特徴

出典:shimano
フリーリグ向けのベイトリールの特徴としては、下記があります。
具体的に把握してみましょう。
- ギア比はハイギア
- 操作性の高いリール
ギア比はハイギア
フリーリグ向けのベイトリールは、ハイギアがおすすめで、ラインスラッグの回収が早く行えたり、バイトチャンスの少ないエリアをとばしてルアーを直ぐに回収することができます。
操作性の高いリール

出典:daiwa
リフト&フォールや繊細なルアー操作が必要になってくる釣りなので、パーミングしやすい形状など、操作性が高いと使いやすくなります。
その他
ボトムやストラクチャーを把握しやすい感度もあればより理想的です。
また、使用するルアーウェイトによっては、ベイトフィネス機種を選択するのも有効です。
フリーリグ向け!ベイトロッド14本

ここからはフリーリグ向けのベイトロッドを14本ご紹介します。
低〜中価格帯とワンランク上のベイトロッドより、イメージや好みにあった一本を探してみましょう。
【低〜中価格帯】フリーリグ向けベイトロッド7本
1.「硬めのソリッドティップ」ブレイゾン C66MH-ST
- 想定購入価格:1.6万円前後
- 適合ルアーウェイト:7~28g(1/4~1oz.)
- 長さ:1.98m(6フィート6インチ)
- 硬さ:MH
- 自重:114g
低価格ながらダイワ技術が充実した、ブレイゾン。
中でもフリーリグやテキサスリグの操作性が高いのが、ブレイゾン C66MH-ST 22年追加モデル。
強度の高いメガトップを採用したソリッドティップを搭載し、カバーやストラクチャーにタイトにトレースしやすいのも◎
取り回しが良く、感度も高いカーボンモノコックリアグリップも魅力の一本です。
2.「高感度、リグ系が得意」ゾディアス 167M-S/2
- 想定購入価格:1.6万円前後
- 適合ルアーウェイト:4~15g
- 長さ:2.01m(約6フィート7インチ)
- 硬さ:M
- 自重:100g
水中を把握しやすい高感度が強みのシリーズ、シマノゾディアス。
中でもフリーリグと相性がいいのが、21年追加モデルの167M-S/2。
アタリなど視覚的に変化を確認しやすいソリッドティップを採用。
喰い込みのいい強みも特徴で、遠くへのアプローチも可能な飛距離も◎
ライトテキサス、ヘビーダウンショットなどリグ系を広くカバーできる一本です。
3.「MLクラスのリグを操作しやすい」ゾディアス 169MH-S
- 想定購入価格:1.7万円前後
- 適合ルアーウェイト:5〜21g
- 長さ:2.06m(6フィート9インチ)
- 硬さ:MH
- 自重:107g
ハイパワーXソリッドを搭載したリグの操作が得意な、シマノ ゾディアス 169MH-S 22年追加モデル。
フリーリグやバックスライドリグなどのMLクラスで扱うリグを操作しやすく、MHパワーを活かしたフッキング性能やファイトも強み。
正確なキャストがしやすく、水中の情報を捉えやすい感度も特徴の一本です。
4.「喰わせの操作、地形変化を感知」22エクスプライド 1610M-S
- 想定購入価格:2.4万円前後
- 適合ルアーウェイト:5〜15g
- 長さ:2.08m(6フィート10インチ)
- 硬さ:M
- 自重:100g
手の届きやすい価格帯ながらハイスペックが魅力のシリーズ、シマノ エクスプライド。
フルモデルチェンジした2022年モデルは、指の引っかかりの良いエッジタイプのカーボンモノコックグリップを搭載し、10%以上の軽量化が特徴的。
中でも22エクスプライド 1610M-Sは、ソリッドティップを搭載した喰わせのリグの操作が得意なモデル。
細かな地形変化を把握しやすく、ハードベイトを使ったショートバイトをフッキングに持ち込みやすい特徴も魅力の一本です。
5.「持ち運びやすいバーサタイルモデル」ブラックレーベル トラベル C66M-5
- 想定購入価格:3.3万円前後
- 適合ルアーウェイト:5~28g(3/16~1oz.)
- 長さ:1.98m(約6フィート6インチ)
- 硬さ:M
- 自重:115g
鉄道、自転車、バイクなど持ち運びに便利なモバイルロッドシリーズ、ダイワ ブラックレーベル トラベル。
中でもフリーリグと相性の良いモデルが、C66M-5。
への字テーパーが特徴的で、感度を活かしたリグの釣りや操作系ハードベイト、ラインスラックを使った巻き物ルアーも対応。
投げやすいセッティングで、操作性や大物とファイトしやすいバットパワーも備えた一本です。
6.「タイトなトレースが可能」リベリオン 701HXB-ST
- 想定購入価格:2.3万円前後
- 適合ルアーウェイト:11~42g(3/8~1・1/2oz)
- 長さ:2.13m(約7フィート)
- 硬さ:H
フリーリグやテキサスリグなどのリグ系が得意な、ダイワリベリオン2021年追加モデル 701HXB-ST。
硬いソリッドティップにより、ルアーの状態を把握しやすく、スタックをかわすためにストラクチャーを感知しやすいのも◎
また、タイトなカバーへのトレースでリグ系の釣りに有利。
ジグのカバー撃ちやヘビキャロもこなせる一本です。
7.「携行性&バーサタイル性」スコーピオン 1702R-2
- 想定購入価格:3万円前後
- 適合ルアーウェイト:7~28g
- 長さ:2.13m(約7フィート)
- 自重:140g
携行性や様々な魚種対応ルアーロッドが魅力の、シマノ スコーピオン。
中でもフリーリグ向けなのが、21年追加モデル 1702R-2。
様々なリグをこなせるモデルで、遠投性能の高さや、遠くからのリグの操作もしやすい長さも◎
ハードルアーにも対応できるバーサタイル性も嬉しい一本です。
【ワンランク上の】フリーリグ向けベイトロッド7本

ここからは、約4万円以上のワンランク上のモデルをピックアップ。
遠投&近距離対応のバンタムや、広いウェイトのリグに対応するスティーズなど、理想にマッチした一本を探してみましょう。
1.「遠投からカバー撃ちまで」22バンタム 170MH
- 想定購入価格:4万円前後
- 適合ルアーウェイト:10〜30g
- 長さ:2.13m(7フィート)
- 硬さ:MH
- 自重:125g
スパイラルXコア+ハイパワーXのブランクスやステンレス製ガイドフレームなど、耐久性アップが特徴的なシマノ バンタム2022年モデル。
中でもフリーリグ向けのロッドが、22バンタム 170MH。
操作性の高さや遠くへのアプローチがしやすく、カバーでのフリッピングやピッチングも得意。
フリーリグやテキサス、ラバージグなどのリグの釣りから、1ozまでのハードルアーも対応。
ボトムの変化を把握しやすい感度を備え、魚を浮かせやすいトルクも強みの一本です。
2.「太いライン&軽いリグに」ロードランナーストラクチャーNXS STN720MH
- 想定購入価格:5.5万円前後
- 適合ルアーウェイト:3/16〜5/8oz
- 長さ:219cm(7フィート2インチ)
- 硬さ:MH
- 自重:120g
評価の高いノリーズ ロードランナーからは、ストラクチャーNXS STN720MHをピックアップ。
ウィードや消波ブロックなど、太いラインが必要なシーンでのライトリグを想定したモデル。
繊細なルアー操作やバイトを感知しやすいセッティングで、長さを活かしたロングキャストも◎
ロングロッドでありながら、操作性も考えられた一本です。
3.「リグの操作性&パワー」ポイズングロリアス 1611ML/H
- 想定購入価格:5.6万円前後
- 適合ルアーウェイト:5〜42g
- 長さ:2.11m(6フィート11インチ)
- 硬さ:ML/H
- 自重:105g
フリーリグやライトテキサス、ラバージグなど、MLクラスのティップでバスに口を使わせやすいリグの操作がしやすく、Hクラスのバットでフッキングからファイト、ランディングまでスムーズに行える、シマノ ポイズングロリアス 1611ML/H 22年追加モデル。
垂直保持の際に先軽さを感じるロッドバランスで、ボトムや岩などを感知しやすい感度や、ティップに重みを乗せて素早く送り出せるピッチング性能も強みです。
4.「広大なフィールドで活躍」21スティーズ C74MH+
- 想定購入価格:5.8万円前後
- 適合ルアーウェイト:9~35g(5/16~1・1/4oz)
- 長さ:2.24m(約7フィート4インチ)
- 硬さ:MH+
- 自重:123g
2021年フルモデルチェンジのダイワ スティーズ。
広大なフィールドを中心に活躍するバーサタイル性を備えた、21スティーズC74MH+。
デカバス対応のパワーや重量級ルアーを広く扱えるスペックで、遠投性能&遠くからでもリグの操作のしやすさや、しっかりとフッキングできる長さが◎
5gフリーリグやリーダーレスダウンショットなどを使ったウィード絡みの繊細なアプローチも得意。
また、ビッグフィールドで出番の多いスイムジグやスピナーベイトなども扱える優秀モデルです。
5.「繊細に探れる、使用感の良さ」21ポイズングロリアス 170H
- 想定購入価格:5.8万円前後
- 適合ルアーウェイト:14~42g
- 長さ:2.13m(約7フィート)
- 硬さ:H
程よくソフトなティップと強いバットを合わせた、シマノ 21ポイズングロリアス 170H。
フリーリグと相性が良く、ストラクチャーを繊細に探れる特徴も◎
守備範囲が広く、テキサス、バイブレーション、スピナーベイトとも相性のいい一本です。
7フィートの長さで、6フィートクラスの使用感を目指して設計されているのも嬉しいポイントです。
6.「やる気のないカバーのバスに」ファクト HFAC-70HST
- 想定購入価格:6万円前後
- 適合ルアーウェイト:7~28g(1/4~1oz)
- 長さ:2.13m(約7フィート)
- 硬さ:H
- 自重:134g
ソリッドティップを採用した異色のヘビーロッド、エバーグリーンヘラクレス ファクトHFAC-70HST。
ヘビーロッドならではのカバーからバスを引き剥がすパワーはもちろん、カバーで一般的なロッドでは気付かないような、やる気のないバスのバイトも感知しやすい強みを持つモデル。
また、対スレバスに有効な、繊細なルアー操作ができるソリッドティップならではの強みも嬉しい一本です。
7.「広いウェイトのリグに対応」スティーズ C66M-SV
- 想定購入価格:6.9万円前後
- 適合ルアーウェイト:5~21g(3/16~3/4oz.)
- 長さ:1.98m(約6フィート6インチ)
- 硬さ:M
- 自重:99g
繊細なリグの操作ができ、バットパワーをプラスしたことでベイトフィネス系リグだけでなく、少し上のウェイトのリグの操作性も向上した、ダイワ スティーズ C66M-SV ウェアウルフ 22年追加モデル。
水中を捉えやすい超高感度ロッドで、フッキング性能も◎
操作性の高い長さでテンポのいいキャストや精度の高いキャストがしやすい強みも魅力の一本です。
フリーリグの釣り!おすすめベイトリール9機

出典:daiwa
ここからは、フリーリグの釣りにおすすめのベイトリールを、低価格モデルから高価格モデルまで、比較的新しいモデルより9機種ご紹介します。
ギア比や操作性、飛距離など、イメージに合った要素を備えた機種を探してみましょう。
1.「コンパクトで操作性が高い」22タトゥーラ TW 80
- 想定購入価格:1.7万円前後
- ギア比:6.3、7.1、8.1
コンパクトボディでシリーズ史上最軽量モデルの、ダイワ 22タトゥーラ TW 80。
リグの操作もしやすい操作性の高いモデルで、約5g〜20gのルアーと相性◎
初期性能を長く持続することをコンセプトにしたHYPERDRIVE DESIGN搭載も魅力です。
2.「軽量ルアーへの対応力アップ」20タトゥーラ SV TW
- 想定購入価格:1.9万円前後
- ギア比:6.3、7.1、8.1
ダイワの手頃な価格で信頼の厚いシリーズからは、2020年モデル タトゥーラSVTWをピックアップ。
軽量ルアーへの対応力がアップし、ビッグベイトまでをカバーできるバーサタイル性が特徴。
17モデルよりもコンパクトになり、操作性も魅力の逸品です。
3.「低価格でDC搭載」SLX DC
- 想定購入価格:2.1万円前後
- ギア比:6.3、7.2、8.2
低価格ながら、シマノならではのDCを搭載した、20SLX DC。
遠投性能の高さが魅力で、シンプルな4段階のダイヤル設定も◎
軽量ルアーからビッグベイトまでカバーできるバーサタイル性も特徴の機種です。
4.「高い操作性、軽量リグから対応」21アルファスSVTW
- 想定購入価格:2.6万円前後
- ギア比:7.1、8.1
軽量リグから広くウェイトに対応できる、2021年モデルのダイワ21アルファスSVTW。
コンパクトで操作性が高く、カバーでの釣りでも安心の高剛性が◎
テクニカルな釣りで特に力を発揮してくれます。
5.「カバーでのフリーリグに」21ジリオンSVTW
- 想定購入価格:3.2万円前後
- ギア比:5.5、6.3、7.1、8.5
コンパクトで軽量ボディにより、パワーゲームを快適にこなせる、2021年モデル ダイワ 21ジリオンSVTW。
フルアルミフレーム採用で、高い剛性やパワーが魅力。
フリーリグでは、ウィードが多いエリアやデカバスとのカバーでのやりとりなど、パワーが必要なスタイルで特に有効です。
6.「夢屋シャロースプール搭載」22メタ二ウム シャローエディション
- 想定購入価格:3.5万円前後
- ギア比:6.2、7.1、8.1
ナイロンライン8lbを100m巻ける夢屋シャロースプールと同スペックのスプールが標準搭載された、シマノ 22メタ二ウムシャローエディション。
ベイトフィネスとノーマルベイトの間の釣りと相性が良い機種で、軽いルアーを遠くへ飛ばしやすく、軽いジュラルミン製ギアを搭載しているのも特徴的。
水中の情報を捉えやすく、リグの細かな操作がしやすいボディの軽さも魅力の機種です。
7.「より伸びる低弾道キャスト」22アルデバラン BFS
- 想定購入価格:3.6万円前後
- ギア比:7.8、8.9
より伸びる低弾道キャストがしやすくなった、シマノ 22アルデバラン BFS(ベイトフィネスモデル)。
新しいブレーキシステムであるNEW FTBとマグナムライトスプールⅢを搭載し、ピンポイントキャストやカバー奥へのキャストのしやすさが向上。
130gと超軽量も特徴的なモデルです。
8.「近距離&軽めのルアーも得意」19アンタレス
- 想定購入価格:約4.5万円前後
- ギア比:6.2、7.4
2019年モデルのシマノ アンタレスは、飛距離のブラッシュアップはもちろん、軽めのルアーの操作性や近距離戦での使いやすさが向上しているのが特徴。
バーサタイル性が向上し、近距離〜遠投と精度の高い釣りに広く対応させたい場合におすすめの逸品です。
9.「高い次元で快適に」21スティーズリミテッドSVTW
- 想定購入価格:7万円前後
- ギア比:6.3、7.1
軽量〜重量級のウェイトに広く対応する、2021年モデルのダイワ21スティーズリミテッドSVTW。
小さい力でもよく飛び、遠くのピンポイントを狙ったキャストも得意。
操作性の高いコンパクトで自重160gの軽量ボディも◎
BOOST機構の遠投性能の高さやカバーでの釣りにも安心の強度も強みです。
理想のタックルで釣れるフリーリグをマスターしよう!

今回は、流行りのフリーリグ向けのタックルについて、選び方や適したタックルをご紹介しました。
フリーリグを攻略しやすい理想の1セットを見つけて是非、釣れるフリーリグを自分の得意な釣りにしましょう!