バス釣りでロングスピニングロッドに入る7フィート以上のモデルを複数タイプよりご紹介します。オカッパリで有利なロッドや、中〜大規模フィールド向け、リグの釣りや小型ハードベイト、パワーフィネス向けなど9本をピックアップしました。
まずは、7フィート以上のスピニングロッドの特徴やメリットデメリット。このタイプのロッドの得意なルアーやスタイルについて解説しました。
目次
【バス用】7フィート以上のスピニングロッドの特徴
7ft(フィート)以上のスピニングロッドはバスフィッシングではロングロッドの位置付けになります。
一般的な6フィード台のスピニングロッドと比べ、扱いづらさがあるため中級者や上級者の方にニーズのある長さで、岸釣りでなかなか手の届かない沖のポイントへとアプローチができるなどの「飛距離が稼ぎやすい特徴」や「対ビッグバスへの対応のしやすさ」などが主にあります。
その他にも数多くこのタイプのロッドには強みがあります。まずはその強み、そして弱みについても
把握しておきましょう!
すごい細かなシーンについても挙げてみましたよ(笑)
メリット
あえて小規模フィールドで、誰も届かない場所を狙うのもありですね。
デメリット
こんなルアーやスタイルにおすすめ
バス釣りでの7フィート以上のスピニングロッドは、ライトリグやミノーやシャッド、トップなどの小型ハードベイト向けなどのロッドがあります。
またスタイルとしては、遠投を駆使した岸釣りやビッグレイクなどの広大なフィールドの釣り。デカバス狙いやパワーフィネス。ミドスト向けなどもあります。
用途が絞られたモデルが多く、中級者以上におすすめ!
7フィート以上のスピニングバスロッド9選
ではここからは、「7フィート以上のスピニングロッド」をテーマに、計9本をご紹介していきます。このタイプのロッドで想定される釣りやスタイルを考慮して、複数のタイプをバランスよくまとめています。
中には元々のメーカー技術から発展させてフルモデルチェンジされた「2024年最新モデル」などもあるので、イメージにマッチした一本を探してみてくださいね!
1.「中〜大規模フィールドに」24ポイズンアドレナ 272ML-2
2024年にフルモデルチェンジされたポイズンアドレナシリーズ。
スピニングモデルではロングキャストが多くなるスタイルに朗報の、Xガイドタッチフリー採用。
張りのあるライン(PEやフロロカーボン)の放出がスムーズなXガイドタッチフリーにより、ライントラブルの軽減はもちろん、遠投性能も向上。
中でも272ML-2は、小型プラグ系からソフトルアーまで広く扱えるバーサタイル性能を備え、湖や河川などの釣りに適したMLパワーも特徴的。
1歩先のポイントを探れる長めのレングスで、1日通してロングキャストする方にも嬉しい、軽快な操作性も強みの一本です。
2.「岸から手の届かないポイントも攻略」24ポイズンアドレナ 270L+-2
キャスト時のトラブル軽減やキャスト性能を高めるXガイドや、メタルパーツを取り入れて強度を保ちつつ、グリップエンドを開口仕様にして、より軽量化された設計が特徴的な、シマノ 2024ポイズンアドレナ。
中でもチェックしておきたいモデルが、270L+-2。
オカッパリの釣りで、バスがいそうだけど届かないようなポイントをアプローチするのに理想的なモデル。
1本で小型プラグからワームの釣りまでカバーできるバーサタイル性能も、タックル本数に制限のあるオカッパリにちょうどよく、ポイント移動の際に助かる2ピース設計も嬉しいポイントです。
3.「パワーフィネスに◎」ゾディアス 270MH-2
低予算でカーボンモノコックグリップ搭載ロッドが使用できる、シマノ ゾディアス。
遠投先のルアーの状態を把握するのに役立つ高感度グリップで、軽快な操作性も魅力。
中でも、PEラインに対応したパワーフィネス向けモデルが、シマノ ゾディアス 270MH-2 22年追加モデル。
50アップのファーストランを受け止められるパワーを備え、立ち木周りやカバー周りでのやりとりがしやすい設計。
遠目から警戒心の高いビッグバスを狙いやすいのも強みの一本です。
4.「リグの跳ね上げが得意」ワイルドサイド WSS70ML
レジットデザインは、数多くのロッドを業界で手掛けてきた経歴を持つ代表者が「理想のロッド作りを追求」して立ち上げたロッドメーカー。
アラミド繊維で補強したシャープで軽く、しっかり粘るロッドなどが特徴的。
Amazonでのユーザー評価の高さも注目です。
レジットデザインのバスロッドで代表的なシリーズが、ワイルドサイド。
中でも約7ftの長めのスピニングモデルが、WSS70ML。
PEラインを使ったジグヘッドリグの跳ね上げなど、リグを跳ね上げる動作が快適に行えるモデル。
遠くへのアプローチが可能な遠投性能を備え、I字形ルアーも相性◎
手首への負担を抑えた設計で、ウィードエリアでのデカバスとのファイトも対応できるパワーのある一本です。
5.「モンスターバスに」22バンタム 274M+
シマノのバスロッドの中でも代表的なシリーズである、バンタム。
キャストからルアー操作、感じて魚を掛けてからランディングするまでの、バス釣りで本来必要となる「本質的な要素」と向き合ってロッド開発が行われているシリーズ。
パワフルなラインナップも特徴的です。
コルクやシルバー系のデザインがカッコいいですね。
シリーズの中でも自己記録更新に理想的なデカバス向けモデルが、シマノ 22バンタム 274M+。
シェイク、スイミング時の水押しの良さや、自動的にラインスラックを出せるセッティングが強み。
遠投性能やMHクラスのリフトパワー、高強度化テクノロジー搭載も魅力の一本です。
6.「琵琶湖北向けスペック」Monstruo”G” 70MLS
世界中の様々な魚種に対応したロッドを手がけるロッドメーカーがツララ(TULALA)。
中でもモンストロGは琵琶湖などに潜むモンスターバスを釣ることを想定して設計されたシリーズ。
警戒心の高い巨大バスをロングディスタンスからアプローチできるロングロッドを中心に構成され、ファイトからランディングをスムーズにさせるロンググリップも特徴的な要素です。
琵琶湖バサーなら候補に入れたいメーカーですね。
中でも、繊細なルアー操作が可能なティップと、琵琶湖北の漁礁のモンスタークラスを想定した強いバットやトルクが特徴のスピニングロッドが、ツララ Monstruo”G” 70MLS 22年モデル。
ネコリグやミドスト、ボトスト、ダウンショットなどのライトリグからライトプラグまで広くカバーできる汎用性も魅力の一本です。
7.「リグの操作が得意・浜の釣りに」24ハートランド 722MLRSS-24
浜での釣りを想定して設計された名作ハマスピニングスペシャルを、ダイワの最先端技術でブラッシュアップして2024年に発売。
24ハートランド 722MLRSS-24は、ロングスピニングロッドを感じさせない使い心地で、リグの操作性が高いのが魅力。
前モデルよりも4インチ長くなったことで、より遠くへのリグの送り込みが可能に。
バスを掛けてからはきれいに曲がってくれる、ハートランドらしい一本です。
8.「スイミングジグヘッドに」21ポイズングロリアス 273ML+
ポイズングロリアスは、ルアー使用時の保持姿勢を考慮して、様々なシマノ技術や素材を当てはめ、真の軽量感を追い求めたシリーズ。
一般的な全国のフィールドで使いやすい設計はもちろん、トーナメントシーンでも高パフォーマンスを発揮する設計が施されています。
中でも7ft以上のモデルで、岸から重めのリグの遠投が得意なのが、シマノ 21ポイズングロリアス 273ML+ スイミングジグヘッドスペシャル 23年追加モデル。
広範囲をサーチすることが可能で、ディープエリアの釣りにもマッチ。
遠くからのフッキング性能を備え、対ビッグバスにも有利なバットパワーも◎
エキサイトトップにより、ミドストにも理想的な一本です。
9.「パワーフィネスモデル」フェンウィック エイシス ACES70SMHP+J
エイシス(ACES)は、70年以上の歴史を持つフェンウィックのデータから、現在のバスフィッシングで求められるロッドに最も理想的な素材や設計を最適化したシリーズ。
また、エイシスはフェンウィックのバスロッドの中でのフラッグシップモデルでもあります。
ベーシックなデザインもこのメーカーの魅力ですね。
中でもプレッシャーの高いフィールドを攻略するのに理想的なパワーフィネスモデルが、ティムコ フェンウィック エイシス ACES70SMHP+J 23年追加モデル。
PEラインを使用しリザーバーなどの難易度の高いカバーを攻略するパワーフィネスを想定した設計。
カバーでのファイトも有利に運ぶ力強いパワーを備え、シリーズならではのアラミドヴェールを採用した硬さとしなやかさを兼ね備えた追従性も◎
ティップ付近は少しマイルドに仕上げることで、アキュラシーキャストも得意なセッティングになっています。
理想や欲求を叶えるロッド

不利なオカッパリでも遠くへアプローチしたい方はもちろん、ランカー狙いの釣りやパワーフィネスといったより特化した使い方を求めている場合など。
7フィート以上のバス用スピニングタックルには、「自分の持つバス釣りへの理想や欲求を叶えてくれる!」そんな特徴がありました。
単純に、フィールドで7フィート以上のスピニングタックルを持っている釣り人はあまりいないので、他と違ったアプローチができるだけでも大きな強みを感じます。