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ベイトフィネスロッドの選び方と、1〜8万円の低価格帯〜ワンランク上のおすすめベイトフィネスロッドをご紹介します。使用シーンやルアーにマッチした理想ロッドを考え、気に入った一本を探してみましょう。
ベイトフィネスロッドが役立つシーン

まずは、ベイトフィネスロッドの役立つ場面を、具体的に書き出してみたいと思います。
ベイトフィネスロッドの理想的な使い方の参考にしてみましょう。
- バスが口を使いやすいサイズのルアーを使いたい時
- 数釣りを楽しみたい時
- スピニングでは攻めれないカバーを、小さいルアーで探りたい時
- 一般的なベイトロッドでは扱いづらいシャッドやミノーを使いたい時
- ベイトフィッシュが小さい時にマッチザベイトの釣りを展開したい時
- 軽めのルアーをスキッピングでカバー奥へと送り込ませたい時
- 虫パターンが有効な季節
- クリアウォーターのフィールドでバスの反応を見ながら釣りたい時
理想のベイトフィネスロッドの選び方

出典:shimano
続いて、理想的なベイトフィネスロッドの選び方を把握しましょう。
理想的な使い方に合ったロッドを明確にすることで、快適に使用できることはもちろん、釣果アップにも繋がります。
撃ちor巻きor両方

出典:shimano
一般的なバスロッドと同じく「撃ちなのか、巻きなのか、両方バランスよくか?」を基準に考えましょう。
ストラクチャーをピンポイントに狙った点で釣る撃ち物の場合は、ルアー操作がしやすいファーストテーパーを目安に。
線で釣る巻き物の場合は、レギュラーテーパーを目安に。
両方バランスよくこなしたい場合は、レギュラーファーストを目安にするのが一般的です。
ただし、メーカーによって特殊なテーパーのロッドもあるため、どういった意図で設計されたロッドなのか?対象のルアーなどは確認して選びましょう。
ロッドの硬さ
ベイトフィネスロッドは、一般的なバス用ベイトロッドと違って軽量ルアーを扱う為、L(ライト)やML(ミディアムライト)が一般的になります。
ソフトルアーを中心とした軽量ルアーを使用する場合は、Lを。
シャッドなど、軽量ルアーの中でもハードルアーも多く使用したい場合や、ヘビーカバー周りでの釣りが多くなる場合はMLが理想です。
中には、大規模フィールドなどを想定したMLよりも少し強めのML+といった絶妙な硬さのロッドや、ティップはLバットはML+といった、繊細さとパワーを兼ね備えた特殊なタイプもあります。
使用するロッドの適合ルアーウエイトも参考に、使用するシーンやルアーにマッチした一本を絞り込んで行きましょう。
ロッドの長さ

出典:daiwa
ベイトフィネスロッドの長さについては、一般的なバス用ベイトロッドと選ぶ基準は変わりません。
「近距離での使用か?遠投が多い使用か?両方か?」を基準に考えてみましょう。
近距離が多いなら6フィート前半。遠投が多いなら6フィート後半から7フィート前半。
近距離でも遠投でも両方バランス良く対応させる場合は、6フィート6インチを中心に検討してみましょう。
また、遠投シーンが多くなるオカッパリの釣りでは、気持ち長めの6フィート後半を目安にするのがおすすめです。
ベイトフィネスロッドおすすめ20本

出典:shimano
必要なベイトフィネスロッドが把握できたら、下記のおすすめロッドも参考に、理想の1本を探してみましょう。
低価格帯に入る約1〜2万円のモデルからは7本。ワンランク上のベイトフィネスロッドとして、約3万円〜8万円までのモデルを13本ご紹介します。
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【低価格帯】おすすめベイトフィネスロッド7本
1.ブレイゾン 651LB「ベイトフィネスバーサタイルモデル」
- 想定購入価格:約1万円前後
- 硬さ:L
- 長さ:1.96m(6フィート5インチ)
- 適合ルアーウエイト:1/16~3/8oz(1.8~11g)
低価格帯でもワンランク上のスペックを持つ、ブレイゾンシリーズ。
スモラバ、シャッド、小型クランクなど、ライトリグとハードルアーをバランスよく使用できるモデル。
長さも近距離と遠投とで、バランスよく使用できます。
2.バスビート3 BBC-642ML 3「入門向けの人気シリーズ」
- 想定購入価格:約9千円前後
- テーパー:ファースト
- 硬さ:ML
- 長さ:1.93m(約6フィート4インチ)
- 適合ルアーウエイト:3.5~10g(1/8~3/8oz)
入門向けに人気のシリーズ、バスビート。
中でも2019年に登場したばかりのシリーズで、1万円以下で手に入るベイトフィネスロッドが、BASS BEAT III BBC-642ML III。
操作性が高く、軽量ルアーから小型ルアーまでを扱え、リグやハードルアーをバランスよく扱える一本です。
3.20ゾディアス 168L-BFS「ルアー操作性、高感度」
- 想定購入価格:約1.5万円前後
- テーパー:FF(エキストラファースト)
- 硬さ:L
- 長さ:2.03m(約6フィート8インチ)
- 適合ルアーウエイト:4~12g
水中の情報を手元で把握しやすいカーボンモノコックグリップ採用の20年ゾディアス。
繊細な操作が得意で、ダウンショットやネコリグ、スモラバ、トップなどに◎
オカッパリに嬉しい遠投性能も強みの一本です。
4.20ゾディアス 164L-BFS「繊細ティップでリグ操作が得意」
- 想定購入価格:約1.5万円前後
- テーパー:FF(エキストラファースト)
- 硬さ:L
- 長さ:1.93m(約6フィート4インチ)
- 適合ルアーウエイト:4~12g
繊細なティップやショートレングスを活かした細かなライトリグの操作が得意なモデル。
また、ロッドアクションが必要なシャッドなどのハードルアーにも適した一本で、リザーバーなどの難易度の高いフィールド攻略で特に力を発揮してくれそうです。
5.ホーネットスティンガー プラス HSPC-671LS-BF MGS「ロッドアクションが得意」
- 想定購入価格:約1.5万円前後
- テーパー:ファースト
- 硬さ:L
- 長さ:2.01m(約6フィート7インチ)
- 適合ルアーウエイト:1/16~1/4oz
アブの低価格帯ロッドの中で人気のネットスティンガープラスからは、HSPC-671LS-BF MGSをピックアップ。
ソリッドティップを採用し、リグなどの操作性が強みのモデルで、スモラバやリグ、小型トップなど、ロッド操作が必要な釣りで力を発揮してくれます。
また、カバーからバスを引き出してくる際のトルクも特徴の一本です。
6.リベリオン 631MLFB「オカッパリの近距離が得意」
- 想定購入価格:約1.9万円前後
- 硬さ:ML
- 長さ:1.91m(約6フィート3インチ)
- 適合ルアーウエイト:3.5〜14g
操作性や上位モデルに迫るダイワ技術が搭載されたコスパの高い20年新作シリーズ、リベリオン。
中でも、近距離でのオカッパリが得意な631MLFBをピックアップ。
ライトリグ、スモラバ、ノーシンカーなどを操作性の高さでこなし、シャッドなどのハードルアーも対応できる一本です。
7.リベリオン 661MLRB「ボトムやカバーの釣りに」
- 想定購入価格:約2万円前後
- 硬さ:ML
- 長さ:1.98m(約6フィート6インチ)
- 適合ルアーウエイト:3.5〜14g
2020年リベリオンシリーズからは、硬めのチューブラーティップに強いバットを採用したパワーベイトフィネスロッド、661MLRBをピックアップ。
特殊なセッティングにより、スタックをかわしやすく、高感度も特徴。
ライトリグのボトムの釣りやカバーの釣りが得意な一本です。
【ワンランク上の】おすすめベイトフィネスロッド13本

1.ブラックレーベル SG551L+RB「操作系ハードルアーに」
- 想定購入価格:約2.9万円前後
- 硬さ:L+
- 長さ:1.65m(約5フィート5インチ)
- 適合ルアーウエイト:2.7~12g
2020年追加モデルの、ダイワ ブラックレーベルSG551L+RB。
100〜130mmのジャークベイトや、ポッパー、ペンシルベイトといったロッドアクションで釣果が変わる釣りを想定したモデル。
そのため、約5フィート5インチといったショートレングス設計で、正確なキャスト&理想的なルアーアクションが可能になっています。
2.ブラックレーベル SG671L/ML+FB「特殊なセッティング」
- 想定購入価格:約3万円前後
- 硬さ:L/ML+
- 長さ:2.01m(6フィート7インチ)
- 適合ルアーウエイト:1/16~5/8oz(1.8~18g)
信頼の厚い人気シリーズ、ブラックレーベルが2019年にフルモデルチェンジして登場。
SG671L/ML+FBは、Lのティップと、ML+のバットを採用したパワーフィネスロッド。
60upもありえる湖でも使用可能なモデルで、感度を活かしたウィードでのリグの釣りや、シャローでの撃つ釣りも得意の一本です。
3.ファンタジスタ ヤバイ FNC-65L「88gの軽さ&タフ」
- 想定購入価格:約3.2万円前後
- テーパー:レギュラーファースト
- 硬さ:L
- 長さ:1.96m(約6フィート5インチ)
- 適合ルアーウエイト:1/8~3/8oz
88gという驚異的な軽さを実現したFNC-65L-BF。
アブの最新技術であるTAF製法採用で、軽さとトルクを両立。
6フィート5インチのちょうどいい扱い易い長さで、プラッキングやスモラバ、ワーミングに広く対応できる秀逸モデルです。
4.バンタム 165L-BFS「ピンスポット&広く探るをバランスよく」
- 想定購入価格:約3.4万円前後
- テーパー:FF(エキストラファースト)
- 硬さ:L
- 長さ:1.96m(約6フィート5インチ)
- 適合ルアーウエイト:3.5~10g
シマノバスロッドの代表的なシリーズである、バンタム。
スタイリッシュなデザインで、165L-BFSは、ピンスポットを狙ったライトリグの釣りと、ハードベイトで広く探る。
この2つのスタイルをバランスよく対応できる設計のモデル。
またシャープなブランクスで、繊細な操作が可能。
軽量&高感度も魅力の一本です。
5.ニューデストロイヤー F2-60X「高いキャスタビリティ」
- 想定購入価格:約3.5万円前後
- テーパー:ミディアムファースト
- 長さ:6フィート
- 適合ルアーウエイト:1/8〜1/2oz
2020年新作の、メガバス ニューデストロイヤー F2-60X。
スモラバやネコリグを、狙った場所へしっかりとキャストしやすいモデルで、小さなスイングでもよく飛ぶ設計。
操作性の高いショートロッドも特徴的で、ライトロッドでありながら、モンスターバスにも対応できるパワーを備えた一本です。
6.ハートランド 651M/MHRB-RR17「ベイトフィネスから1oz級までコレ一本」
- 想定購入価格:約4.5万円前後
- テーパー:ファースト
- 硬さ:M/MH
- 長さ:1.96m(6フィート5インチ)
- 適合ルアーウエイト:1/8-1oz(3.5-28g)
ベイトフィネスから1oz級のルアーまでを幅広く使えるモデル。
3.5~28g対応で、MのティップとMHのバットで、一本でなんでもできる陸っパリバサーに嬉しい理想の一本です。
7.ポイズングロリアスXC166L-G/BFS「アシ際が得意」
- 想定購入価格:約4.9万円前後
- テーパー:R(レギュラー)
- 硬さ:L
- 長さ:1.98m(約6フィート6インチ)
- 適合ルアーウエイト:3.5~12g
シマノ ポイズングロリアスの巻物向けシリーズ、XCからは、2020年追加モデル166L-G/BFSをピックアップ。
アシ際を低弾道でプレッシャーをかけずにキャストし続けることを想定したモデル。
ロッドにルアーの重みを乗せてのキャストのしやすさや取り回しの良さなど、絶妙なセッティングで、シャッドやクランクベイトなどのハードベイトが得意な一本です。
8.スティーズ 661MLFB マシンガンキャスト タイプ0.5「ピンポイントにキャスト」
- 想定購入価格:約5万円前後
- 硬さ:ML
- 長さ:1.98m(6フィート6インチ)
- 適合ルアーウエイト:3/32-1/2oz(2.7-14g)
3.5~5gのラバージグや、ハードルアーでのフィネスなど、軽めのルアーをピンスポットにキャストでき、扱い易い一本。
細かな操作が必要なワームでの釣りもカバーできるスペックで、近距離&飛ばして釣るシーンをバランスよくカバーできる、ちょうど良い長さも特徴です。
9.ロードランナーストラクチャーNXS STN660M-St「攻めるリグの釣りに」
- 想定購入価格:約5.2万円前後
- テーパー:Solid Tip Fast
- 硬さ:M
- 長さ:1.98m(約6フィート6インチ)
- 適合ルアーウエイト:3/32〜3/8oz
ノリーズからは、ソフトベイトを使った攻めの釣りが得意なシリーズである、ロードランナーストラクチャーNXSをピックアップ。
中でも、リアクションダウンショットやネコリグ、スモラバなどが得意な2020年モデル STN660M-Stは、ショートバイトでもかけやすいソリッドティップを採用し、スタック回避がしやすいセッティングも◎
カバーでのデカバスにも対応しやすい、バットパワーを備えた一本です。
10.ハートランド 722ML+FB-ST20「絶妙なスモラバロッド」
- 想定購入価格:約5.4万円前後
- 硬さ:ML+
- 長さ:2.18m(約7フィート2インチ)
- 適合ルアーウエイト:3.5〜14g
スモラバ考案者である村上晴彦プロが開発に関わったスモラバロッド、2020モデル 722ML+FB-ST20。
8lbフロロを中心に、ワーム装着時でトータル5g前後を最も快適に使えるモデル。
オカッパリでよくある、足場の悪い場所で一歩前に出なくてもロッドの長さで岸際を狙えたり、ロングキャストもしやすい長さも特徴。
ダイワ最先端技術を活かした絶妙なセッティングで、明滅で誘うふわ釣りにも理想的な設計になっています。
11.ワールドシャウラ 1701FF-2「遠投性能&広くフィネスルアーをカバー」
- 想定購入価格:約5.9万円前後
- 長さ:2.13m(約6フィート11インチ)
- 適合ルアーウエイト:4~16g
遠投性能の高い長めのロッドで、軽量ルアーを扱い易い繊細なティップを持ったモデル。
また、バットパワーもある設計で、軽さや感度、操作性も◎
ルアーは、リグやスモラバ、小型ハードベイトなど幅広く使える魅力も特徴です。
12.オライオン OCSC-67ML デジェル「究極の新シリーズ」
- 想定購入価格:約6.2万円前後
- 硬さ:ML
- 長さ:2.01m約(6フィート7インチ)
- 適合ルアーウエイト:3.5~21g
2020年の新シリーズであるオライオン。
高品質素材や、軽量、超高感度が特徴的なシリーズ。
はじめに発売されるのは4本の打撃系モデル。
小さな振り幅でも低弾道で送り込め、カバー奥でバスをかけてもロッドが曲がってから戻そうとする力が強いため、カバー奥からでもバスを寄せやすくなっています。
中でもベイトフィネスロッドの、OCSC-67MLデジェルは、スモラバやベイトネコ、ライトテキサスなどのリグの釣りから、トップやシャッド、ミノーなど、広く対応できるモデルになっています。
13.ポイズン アルティマ 1610L-BFS「超軽量&高感度」
- 想定購入価格:約7.5万円前後
- テーパー:FF(エキストラファースト)
- 硬さ:L
- 長さ:2.08m(約6フィート10インチ)
- 適合ルアーウエイト:3.5~10g
自重たった85gしかない超軽量で、高感度モデル。
長さを活かした少し距離のあるポイントへのアプローチが得意。
シマノのバスロッドのなかでも最高峰に位置するモデルで、ジャッカル×シマノの最新技術が詰め込まれています。
理想のベイトフィネスロッドを選んで、快適に楽しもう!
いかがでしたか?今回は、ベイトフィネスロッドをテーマに、「選び方」と「おすすめロッド」をご紹介しました。いつものフィールドの特徴や使いたいルアーなど、イメージすれば検討すべきモデルは絞れると思います。
是非、理想的な一本を選んで快適にベイトフィネスを楽しみましょう!