バスロッドの硬さについて解説します。UL(ウルトラライト)からXH(エクストラヘビー)まで、各使用できるルアーや硬さの選び方。ULからXHまで硬さ別に合計17本のおすすめバスロッドをご紹介します。

使用ルアーに合った硬さを考えよう

バスロッドの硬さの選び方は、快適にルアーを使用できることはもちろん、バスにとってより釣れる演出ができるように、使用するルアーから硬さを考えるのが一般的です。
それぞれの硬さに対して使用できるルアーはざっくりですが、下記のようになります。

  • UL:超小型、軽量ルアーが得意
  • L:小型、軽いルアーが得意(ライトバーサタイルモデルが充実)
  • ML:小〜中型、軽いルアーから中量級ルアーが得意
  • M:中型、中量級ルアーが得意(バーサタイルモデルが充実)
  • MH:中〜大型、中〜重量級ルアーが得意(ヘビーバーサタイルモデルが充実)
  • H:中〜大型、中〜重量級ルアーが得意
  • XH:大型、重量級ルアーが得意

バスロッドの硬さの選び方は、使用ルアーが明確ではない場合と、明確な場合と分けて解説していきます。

使用ルアーが明確ではない場合

使用ルアーが明確ではない場合は、バーサタイルモデルのバスロッドを選ぶようにしましょう。
バーサタイルというのは様々なルアーに対応できるモデルになり、ライトバーサタイルモデル、バーサタイルモデル、ヘビーバーサタイルモデルの3つのタイプが代表的です。

様々な小型&軽いルアーを使用する場合は、ロッドの硬さがL(ライト)に多い、ライトバーサタイルモデルを。
様々な中型&中量級ルアーを使用する場合は、ロッドの硬さがM(ミディアム)に多い、バーサタイルモデルを。
様々な大型or重量級ルアーを使用する場合は、ロッドの硬さがMH(ミディアムヘビー)に多い、ヘビーバーサタイルモデルを選ぶのが理想的です。

使用ルアーが明確な場合

使用ルアーが明確になっている場合のバスロッドの硬さの選び方を解説します。
例えば、14g(1/2oz)前後の中型クランクベイトを中心に使用する場合。
ロッドや商品ページに表記されている適合ルアーウェイトを見て、14g(1/2oz)に対応できるロッドを選びましょう。
例えば、3/16〜1ozと表記のあるM(ミディアム)のロッドや、1/4〜1ozと表記のあるM(ミディアム)のロッドなどです。(※1ozは約28g)
合わせて、クランクベイトに対応したモデルかもチェックしましょう。

また、特定のルアーを対象にしたロッドのほとんどが、他のいくつかのルアーも得意であったり、対応できるロッドが多くなります。
例えば、クランクベイトが得意なモデルで、スピナーベイトも得意といったモデルです。
他には、ラバージグが得意なモデルで、テキサスリグも得意なモデルなどもあります。

バーサタイルモデル(様々なルアーに対応できるモデル)以外でも複数のルアーを得意とするロッドが多いので、ロッドの得意なルアーはよく確認しておくと理想的な1本を選びやすくなります。

更にフィールドの特徴に合わせて硬さを考える

より精度の高い目的の釣りをする場合になりますが、フィールドの特徴も考えて硬さを明確にしていくと、より快適に使える1本が選びやすくなります。

例えば、ストラクチャーが多く、ビッグバスも多いビッグレイクで使用するような場合。
目的のルアーにはM(ミディアム)ロッドでカバーできても、もう少しパワーを持たせてMH(ミディアムヘビー)を選んだ方が使いやすいといったケースがあります。

また、軽めのリグを中心に使うためルアーウェイトで考えるとL(ライト)ロッドで対応できるけど、使用するフィールドがカバーやヘビーカバーが多いので、ML(ミディアムライト)を選ぶといったケースもあります。

このように目的のフィールドが特徴的であれば、使用するルアーからだけでなく、フィールドの環境も考えて硬さを選ぶようにしましょう。

バスロッド「硬さ別」おすすめ17本!

ここからは、UL(ウルトラライト)からXH(エクストラヘビー)まで、硬さ別に2〜3本ずつ、合計17本のおすすめバスロッドをご紹介します。
使用ルアーが明確ではない場合に嬉しいバーサタイルモデルを中心に、ある程度特定のルアーに特化したモデルもピックアップしました。また価格帯は低〜高価格帯まで様々です。
イメージにマッチした一本を探してみましょう。

UL(ウルトラライト)バスロッドおすすめ2本

1.ダイワ ブレイゾン S63UL-ST(スピニング)

細く強く、柔軟性や高感度も魅力のメガトップを採用し、プレッシャーの高いバスを仕留める繊細なライトリグでの誘いが可能に。
操作性の高さも魅力の一本です。

2.ダイワ ハートランド 702UL+FS-ST23(スピニング)

フィネスリグの釣りを快適に行える、ハートランド 702UL+FS-ST23 2023年発売。
UL+の、ULよりも少し強めのモデルで、3インチ以下のワームや3g以下のシンカー、5g以下のハードルアーなどを扱うのに◎
軽くてリールのライントラブルの少ないガイド設計、バスを掛けるまでのプロセスと掛けてからのプロセスを楽しめる使用感も魅力です。

L(ライト)バスロッドおすすめ3本

出典:shimano

1.シマノ バスワンXT+ 263L-2(スピニング)

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シマノ(SHIMANO)
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リグ系のルアー操作が得意な、バスワンXT+ 263L-2 2023年Newシリーズ。
ダウンショットリグやネコリグなどのライトリグを広くカバーでき、ミノーやジャークベイトなども得意なバーサタイルモデル。
ロッドの操作性の高さや、エントリークラスながら魅力的なスペックも特徴の一本です。

2.シマノ 22エクスプライド266L(スピニング)

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シマノ(SHIMANO)
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一本で広く対応できるバーサタイルスピニング、22エクスプライド266L(グリップジョイント)、266L-2(2ピース)。
ライトリグの細かなシェイクが得意で、シャッドプラグや旬なi字系ルアーも対応。
シャープで扱いやすい軽量感も◎
飛距離を稼ぎやすく、魚とのやりとりがしやすい粘りも強みの一本です。

3.ダイワ スティーズ C64L-SV・ST(ベイト)

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ダイワ(DAIWA)
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スピニングレベルのライトリグを扱える、スティーズ C64L-SV ST。
ブレの少ないアキュラシーキャストが得意で、わずかな変化を捉えるソリッドティップが◎
よりタイトにリグで探りやすいセッティングも魅力の一本です。

ML(ミディアムライト)バスロッドおすすめ2本

出典:shimano

1.シマノ 22エクスプライド 165ML-BFS(ベイト)

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シマノ(SHIMANO)
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繊細なアプローチとカバー周りでのパワーの必要な魚とのやりとりで強みになるパワーベイトフィネスモデル、22エクスプライド 165ML-BFS。
スモラバやネコリグ、ノーシンカーなどリグ系を広くカバーし、シャッドやミノー、トップなどもカバー。
吊るし+細かなシェイクでの誘いやショートリーダーダウンショットを使ったキレのある操作なども得意な一本です。

2.アブガルシア FTS New DEEZ NDS-66ML(スピニング)

強さと繊細さを兼ね備えた、FTS New DEEZ NDS-66ML。
青木プロプロデュースモデルで、充実したテクノロジー搭載が◎
ブレを抑えたキャストで正確にピンポイントを狙いやすいのもgood。
凝ったスタイリッシュなデザインで、カバーでのデカバスとのやりとりも安心の一本です。

M(ミディアム)バスロッドおすすめ3本

出典:daiwa

1.ダイワ ブレイゾン C610M(ベイト)

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ロングキャストもしやすい長さを備えた、ブレイゾン C610M。
1本で中〜重量級のハードベイトから、テキサスやダウンショットなどのリグ系の釣りもカバーするバーサタイルモデル。
操作性が高く高感度な強みも魅力の一本です。

2.テイルウォーク 22フルレンジ C610M(ベイト)

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テイルウォーク(tailwalk)
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ベイトタックルでのバス釣りで、出番が多くなるバーサタイルモデル、22フルレンジ C610M。
遠目のポイントへのアプローチも可能な長さで、1/4~1/2oz前後のバス用ルアー全般に対応。
精度の高いキャストのしやすさや操作性の高さも特徴の一本です。

3.シマノ ポイズングロリアス 1610M(ベイト)

軽くて軽快な操作性が魅力の、2021年 ポイズングロリアス 1610M。
遠くへのアプローチも対応できる長さで、シャープな使用感が◎
上位モデルならではの充実した技術搭載で、テキサスリグなどのリグ系の釣りからスピナベやバイブレーション他、ハードルアーの釣りも広くカバーするバーサタイルモデル。

MH(ミディアムヘビー)バスロッドおすすめ3本

出典:daiwa

1.テイルウォーク 22フルレンジ C72MH(ベイト)

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テイルウォーク(tailwalk)
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巻き物ルアーと撃ち物ルアーを広くカバーするバーサタイルモデル、テイルウォーク 22フルレンジ C72MH 2023年追加モデル。
長めの設計で、スピナーベイトやバイブレーション、テキサスリグやスイムベイト他幅広いルアーやスタイルに対応。
バーサタイルロッドに理想的なテーパーで、張りがあってしっかり曲がるのも特徴です。

2.シマノ 22バンタム 170MH(ベイト)

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ラバージグやテキサスリグ、スイムベイトやビッグベイト、スピナーベイトやスイムジグなど、ジグ&ワーミングとハードルアーを両立できる、22バンタム 170MH。
ルアー操作しやすい張りや感度、魚とのファイト中はトルクフルなスペックが強みに。
1日通して使いやすい軽さや操作性の高さも嬉しい一本です。

3.ダイワ ハートランド 802MHRB-21(ベイト

岸釣りで活躍する8フィートのロングバーサタイルモデル、ハートランド 802MHRB-21。
巻物ルアーの釣りからジグなどの打つ釣りに、より遠くへのアプローチが可能なヘビキャロの釣りも対応。
手の負担を軽減するダイワ技術搭載も魅力の一本です。

H(ヘビー)バスロッドおすすめ2本

出典:purefishing

1.アブガルシア ホーネットスピアーズ HSSC-722H(ベイト)

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アブガルシア(Abu Garcia)
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ソフトベイトからハードベイトをバランスよく扱いやすいレギュラーファーストを採用した2023年Newシリーズ、ホーネットスピアーズ HSSC-722H。
7フィート2インチの長さを活かしたロングキャストが得意で、オカッパリの釣りにも◎
2ozクラスのビックベイトまで対応できるハードベイトを広く扱えるモデルで、重めのソフトルアーもカバーする一本です。

2.メガバス OROCHI X10 F6.1/2-66XT(ベイト)

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メガバス(Megabass)
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操作性の高い6フィート6インチを採用し、F6=ヘビーのパワーを持つビッグベイトを使ったルアー操作が得意な、オロチ X10 F6.1/2-66XT。
2023発売のロッドシリーズで、新素材を採用したビッグバスとのやりとりに強みになるトルクフルな特徴も◎
ビッグベイトゲームだけでなく、スイムベイトやチャターベイト、スピナーベイトやフロッグゲームなど、パワーゲームを広くこなせるのも魅力の一本です。

XH(エクストラヘビー)バスロッドおすすめ2本

出典:shimano

1.テイルウォーク 22フルレンジ C71XH(ベイト)

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テイルウォーク(tailwalk)
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ジグ&テキサスを使ったカバーゲームやビッグベイト、フロッグ他2.5ozまでのパワーゲーム全般を扱える2023年追加モデル、22フルレンジ C71XH。
ピンポイントを狙ったキャストもしやすいセッティングで、アタリを取る動作がしやすいのも◎
Xラッピングのバットを活かしたデカバスとのやりとりのしやすさも強みです。

2.シマノ ポイズングロリアス 165XH‐SB(ベイト)

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硬いティップを採用し、トゥイッチやリーリングジャークでビッグベイトを操ることができる、21ポイズングロリアス 165XH‐SB。
瞬発的なアクションで誘うことも得意で、ルアーの重みを乗せやすく狙ったところへのキャストも得意な1本です。
特に近距離戦で活躍してくれます。

ルアーに合った硬さを選んでより釣れるバス釣りを!

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使うルアーに合った硬さのバスロッドを選ぶことで、よりバスにとっておいしそうなルアーを演出することができ、結果良く釣れ、バス釣りを楽しむことができます。