カバー撃ちに適したベイトリールをメーカー別に9機種ご紹介します。リグ系ルアーを中心に使用するカバー撃ちでは、ブレーキ性能や操作性、スプールについてなど、複数チェックしておきたい機種の条件があります。まずは適した機種の5つの条件を確認してみましょう。
目次
カバー撃ちに適したベイトリールの5つの条件
カバー撃ちに適したベイトリールの5つの条件をご紹介します。
ブレーキ性能や扱いやすさなど、理想的な機種について考えてみましょう。
1.ブレーキ性能に優れた機種
カバー撃ちでは、ピッチングやサイドキャスト、バックハンド、スキッピングなど、様々なキャストでカバーを狙っていくことが多くなります。
また、キャスト回数も多くなることも考えると、ブレーキ性能に優れた機種が理想の機種になります。
カバー奥や、タイトなカバー撃ちでよりバスをキャッチできるよう、ブレーキ性能は重要視して選びましょう。
2.扱いやすい機種
扱いやすさとしてはまず、パーミングのしやすさ(握りやすさ)があります。
コンパクトな機種や、平たいボディ形状のロープロ型など、パーミングがしやすいと手返しがしやすくなります。
カバー撃ちの釣りでは、反応がなければすぐにルアー回収をして次のキャストをすることが多い為、手返しがいい機種が使いやすくなります。
また、重すぎない機種を選ぶことも扱いやすさに繋がります。
パワーゲーム対応の機種などは、重めの機種も多くなりますが、カバー撃ちによく選ばれている機種は、自重200g台前半までの機種が多くなります。
3.スプールの立ち上がりがいい機種
出典:daiwa
カバー撃ちにはスプールの立ち上がりがいい機種が理想的です。
小さなモーションでルアーを飛ばしやすく、ピッチングなどでオーバーハングと水面の僅かな隙間を低い弾道でリグを送り込むこともしやすくなります。
また、スプールの立ち上がりがいい機種は、軽いルアーの扱いやすさも向上するメリットもあります。
4.ハイギアかエクストラハイギアの機種
カバー撃ちに選ぶベイトリールのギア比としては、目安として7台のハイギアと8以上のエクストラハイギアが扱いやすくなります。
ギア比の高いベイトリールは、リグをロッドワークで操作した際のラインスラッグの回収がしやすく、ピンポイントのストラクチャーやカバーで反応がなかった際に、リグの回収が速くできる強みもあります。
また、デカバスとのやりなど、カバーに潜られるのをギア比の高さによって防ぎやすい強みもあります。
5.左ハンドルの機種がおすすめ
カバー撃ちにおすすめのハンドルは左ハンドルがおすすめになります。
利き手が右の場合、右手でロッドを持ってキャストし、持ち替えずにリールのハンドルに左手で握れる為、テンポよくカバー撃ちができます。
また、カバー撃ちに使用するルアーは、ロッドワークでルアー操作が必要なリグ系が多くなる為、そういった意味でも右手でロッド操作が可能な左ハンドルが使いやすくなります。
「メーカー別」カバー撃ち向けベイトリール9選
ここからはカバー撃ち向けのベイトリールを9機種メーカー別にご紹介します。
ダイワからはカバー撃ちが得意な21年モデルを複数。シマノやアブガルシアからも丸型リールや超ハイギアモデルなど、複数ピックアップしました。
【ダイワ】カバー撃ち向けベイトリール
ダイワ 21ジリオン SV TW
- 想定購入価格:3.2万円前後
- ギア比:5.5、6.3、7.1、8.5
ヘビーカバーでのタフなカバー撃ちにも対応できる、21ジリオン SV TW。
2段階に可変するインダクトローターにより、ピッチングなどでのカバー撃ちの際には、弱めのブレーキにより伸びのある低弾道キャストが可能。
コンパクトで軽量設計のボディが扱いやすいのも魅力。
ダイワ 21スティーズリミテッド SV TW
- 想定購入価格:7万円前後
- ギア比:6.3、7.1
軽量ルアーから重量級ルアーを広く扱える、21スティーズリミテッド SV TW。
SV BOOST搭載により後半の伸びのあるキャストが魅力で、ピッチングでの対バックラッシュ性能も◎
小さいモーションでもよく飛び、ピンポイントキャストも得意。
操作しやすいコンパクト&軽量ボディも強みの優秀機種です。
ダイワ 21アルファス SV TW
- 想定購入価格:2.6万円前後
- ギア比:7.1、8.1
軽量ルアーから広いウェイトをこなせる、21アルファス SV TW。
剛性を備え、初期性能が長く続くダイワテクノロジーも◎
小さい入力でもスプールがしっかり立ち上がり、低弾道なカバー撃ちがしやすく、ミスキャストの際の対バックラッシュ性能も備えた優秀モデルです。
扱いやすい軽くてコンパクトなのも魅力。
ダイワ 20タトゥーラ SV TW
- 想定購入価格:1.9万円前後
- ギア比:6.3、7.1、8.1
ダイワのベイトリールの中では特にコスパの良さが魅力の、20タトゥーラ SV TW。
1機種で軽量ルアーから重量級ルアーまで対応できるバーサタイル性能が◎
キャスタビリティに優れたパーミングしやすいコンパクトデザインで、エアブレーキシステムによる低弾道なピッチングや対バックラッシュ性能も備えたモデルです。
【シマノ】カバー撃ち向けベイトリール
出典:shimano
シマノ 21 カルカッタコンクエスト 100
- 想定購入価格:5万円前後
- ギア比:5.6、7.4
剛性感のある滑らかな巻き心地で、巻きの釣りに集中しやすい、21カルカッタコンクエスト。
カバー撃ちでは、巻物ルアーを使ったカバー撃ちが得意で、マグナムライトスプールⅢ搭載により、カバー奥へと低弾道キャストでルアーを送り込みやすいのが◎
ロープロ化されたボディによってパーミング性能も備え、水中の情報を捉えやすい巻き感度も魅力のモデルです。
シマノ 21スコーピオン DC
- 想定購入価格:2.8万円前後
- ギア比:6.2、7.4、8.5
I-DC5搭載のフリースタイルベイトリール、21スコーピオンDC。
キャスト中の急なルアーの失速も対応できるブレーキシステムを備え、低慣性スプールによる近距離のカバー撃ちの際にスムーズにルアーが飛ぶのが魅力。
タフで、淡水、海水を広くカバーできるラインキャパも特徴の守備範囲の広いモデルです。
シマノ 19アンタレス
- 想定購入価格:4.8万円前後
- ギア比:6.2、7.4
遠投性能を活かした遠くへのアプローチだけでなく、近距離戦での低弾道キャストやカバー奥へのスキッピングも対応できる19アンタレス。
立ち上がりのいいMGLスプール3を搭載し、軽いルアーへの対応力向上や軽い力でカバー奥を狙ったキャストが決まりやすいのも◎
軽いルアーから重量級まで対応できる守備範囲も魅力の機種です。
【アブガルシア】カバー撃ち向けベイトリール
出典:purefishing
1.アブガルシア レボ ブラックテン
- 想定購入価格:3.9万円前後
- ギア比:10.1
ギア比10以上の超ハイギアモデルで高速回収が可能な、レボ ブラックテン。
カバーを狙ったピンポイントキャストなど、反応がなかった場合にすぐに回収し、次へのキャストに移行できる強みが◎
ヘビーカバーでの釣りやパワーゲームにも対応でき、軽量ルアーへの対応力がアップされているのも魅力ポイントです。
2.アブガルシア レボ ロケット
- 想定購入価格:2.5万円前後
- ギア比:10.1
超ハイギアを活かした展開の早いカバー撃ちが得意な、レボ ロケット。
繰り返しキャストがしやすいロープロ化されたパーミングしやすいボディも◎
カバーでの大物とのやりとりがしやすい大口径ブラスギアを採用し、剛性と軽さを兼ね備えたボディも魅力のモデルです。
理想的なベイトリールでカバー撃ちをマスターしよう
今回はカバー撃ちをテーマに理想的なベイトリールの選び方と、メーカー別の適した機種をご紹介しました。
ぜひ理想的な機種を選んで、カバー撃ちをマスターしましょう!