少し特殊な部類に入るフロッグの釣り。満たすべき3条件をクリアしたベイトリールを使うことで、フロッグゲームならではの釣りを快適に楽むことができます。選ぶ上での3条件と、フロッグゲーム向けの2021、20、19年モデルより、魅力の11機種を確認してみましょう!
目次
フロッグ向けのベイトリール「満たすべき3条件」

1.キャスタビリティ
フロッグでの釣りは、ハスやヒシモなどがあるヘビーカバーや、カバーでの出番が多くなるため、ピンポイントにバスがいそうな場所を狙ったり、スキッピングさせたり、理想のコースにフロッグをトレースさせたりと「狙ったところにフロッグをキャストしやすいキャスタビリティの高いベイトリール」が理想的です。
また、バイトがなければすぐに回収して、次のコースをトレースさせるなど、展開が早いフロッグゲームで、キャスタビリティが高いと有利になります。
キャスタビリティの高さには、ブレーキ性能や扱いやすい軽さ、ボディ形状などが関係してきます。
2.剛性

出典:purefishing
カバー撃ちや、ヘビーカバーでの釣りがメインとなるフロッグの釣り。
カバー奥でのパワフルなフッキングや、カバーに潜られながらのランディングなど、ベイトリールの剛性が必要になってきます。
また、フロッグゲームでは、ほとんど伸びないPEラインを巻くスタイルが一般的なので、フッキングの際やランディングの際に、スプールやギアを中心に負担が掛かってしまいます。
このような理由からも剛性を備えたベイトリールが理想的です。
3.ハイギア

出典:purefishing
フロッグゲームは近距離〜中距離でのカバー撃ちが多くなるため、回収が早いハイギアのベイトリールがオススメです。
カバー周りなどはストライクゾーンが狭くなることが多く、ハイギアを選ぶことで見切りをつけてすぐ回収できる大きなメリットがあります。
また、ハスやヒシモなどが広範囲に存在するポイントでは、水中のバスの様子やバスのつきそうな障害物が見えにくい為、見切って回収する際にハイギアが活躍します。
その他にも、カバーで潜ろうとするバスをハイギアで引きずり出せるメリットや、巻き合わせがしやすいメリット、ロッドアクションでフロッグを操作した後、ラインスラッグをすぐに回収できるといったメリットもあります。
「3条件を満たす」フロッグ向けベイトリール11選
3つの条件「キャスタビリティ、剛性、ハイギア」を満たすフロッグ向けベイトリールを、2021、20、19年モデルより11機種ご紹介します。
お手頃価格〜ワンランク上のモデルより、好みの機種を探してみましょう!
【21年】フロッグ向けベイトリール

出典:daiwa
21ジリオンSVTW「遠投性能&パワーゲームが得意」
- 想定購入価格:3.2万円前後
- ギア比:5.5、6.3、7.1、8.5
フルアルミフレーム採用の剛性がPEラインを使ったタフなフロッグゲームで活躍する、21ジリオンSVTW。
SVブースト搭載で後半の伸びがアップし、遠くのポイントへのアプローチも可能。
ブレーキ設定を変えずに近距離から遠投をこなしやすく、巻き上げパワーがあるため、カバーに潜ったデカバスを寄せるのも有利です。
【20年】フロッグ向けベイトリール5選

1.20ジリオン10.0SVTW「超ハイギアの強みを味方に」

出典:daiwa
- 想定購入価格:3.5万円前後
- ギア比:10.0
見切ってからのフロッグの回収や、ラインスラッグを回収してのスムーズなフッキングなど、フロッグゲームで頼もしい超ハイギア10.0。
スーパーメタルハウジングで強化され、スプールはG1ジュラルミン採用の、安心できる強度が◎
ルアーの守備範囲が広いSVコンセプト採用で、フロッグゲームだけでなく軽量リグから重量級ルアーまで広く対応できるのも嬉しい逸品です。
2.20メタニウム「操作性&剛性&伸びアップ」

出典:shimano
- 想定購入価格:3.4万円前後
- ギア比:6.2、7.1、8.1(フロッグにおすすめ)
20メタニウムは、操作性&剛性がアップ。
コンパクトな軽量コアソリッドボディが、スピーディーなフロッグゲームで使いやすく、前16メタニウムより剛性も強化。
また、マグナムライトスプールⅢを搭載し、前モデルより伸びのあるキャストが可能に。
これにより、低弾道でのカバー撃ち&遠投で力を発揮してくれます。
3.レボ ディーズ8「2つのスプールで広い守備範囲」

出典:purefishing
- 想定購入価格:3.9万円前後
- ギア比:8.0
一台で二つのスプール付属により、ベイトフィネスからビッグベイトまでをカバーできる、青木大介プロデュースの優秀モデル。
回転抵抗の低いボールベアリングを採用し、遠くのカバーを狙いやすかったり、フロッグゲームで多くなる低弾道キャストもこなしやすくなっています。
4.SLX DC「バックラッシュが少なくカバー撃ちで助かる」

出典:shimano
- 想定購入価格:2万円前後
- ギア比:6.3、7.2、8.2(フロッグにおすすめ)
シンプルな4段階のセッティングで、軽量ミノーからビッグベイトまで対応できる優秀モデル。
HAGANEボディ採用で強度面も安心。
また、DC搭載によりオカッパリのフロッグゲームで強みになる高い遠投性能や、バックラッシュを抑えたブレーキ性能も、カバー撃ちの際などに力を発揮してくれます。
5.20タトゥーラ SV TW「コンパクトでカバー撃ちがし易い」

出典:daiwa
- 想定購入価格:2万円前後
- ギア比:6.3、7.1、8.1(フロッグにおすすめ)
スピーディーなフロッグのカバー撃ちがし易い、コンパクトボディが◎
タフなスーパーメタルフレームを採用し剛性面も安心で、軽量ルアーからビッグベイトまでをカバーできるバーサタイル性能も特徴的。
フロッグのスキッピングなどでバックラッシュが軽減できる、エアブレーキシステムも嬉しいスペックです。
【19年】フロッグ向けベイトリール5選

1.レボ ブラックテン「ハイテンポなフロッグゲームが可能」

出典:purefishing
- 想定購入価格:3.7万円前後
- ギア比:10.1
キムケンプロデュースの19年モデル、ブラックテン。
ギア比10.1というスピーディーなフロッグゲームが楽しめる超ハイギアモデルで、「5年使い倒しても壊れない機種」という以前からのコンセプトは変わらず安心感も◎
ダブルフィンガーノブも標準装備で、瞬時にフッキングする際にも力が入りやすく、フロッグの釣りはもちろんパワーゲームで特に重宝するモデルです。
2.スティーズCT SV TW 「小さなフロッグ〜大きなフロッグまでこなせる」

出典:daiwa
- 想定購入価格:5.7万円前後
- ギア比:6.3、7.1、8.1
重量級ルアーからフィネスにも対応できる、19スティーズ CT SV TW。
一般的なフロッグはもちろん、小粒のフロッグもキャストしやすく、スキッピングもしやすいキャスト性能が◎
CT(コンパクト&タフ)コンセプトで、ボディ形状も扱いやすく、剛性面も安心。
より精度の高いキャストで楽しむフロッグゲームや、他にも様々なルアーに対応できる秀逸モデルです。
3.レボ ロケット「高速フロッグゲーム!!」

出典:purefishing
- 想定購入価格:2.5万円前後
- ギア比:10.1
ブラックテンと同様、ギア比10.1の超ハイギアなベイトリールがレボ ロケット。
シャローゲームやスピードフィッシング、ロックフィッシュにも対応できるパワフルなモデルで、ヘビーカバーのデカバスにも安心。
スプールを下方に押し下げ、パーミング性を高めたアブならではの工夫も嬉しいモデルです。
4.スコーピオン MGL「シルキー&パワフル」

出典:shimano
- 想定購入価格:2万円前後
- ギア比:6.2、7.4、8.5
シマノの中価格帯モデルの中でも、長きに渡り信頼されてきた名機、スコーピオンシリーズの19モデル。
デザインもスコーピオンらしく、カラーリングも魅力。
高剛性のHAGANEボディ採用で、パワフルなフロッグゲームにも安心です。
また、マイクロモジュールギア搭載で、シルキー&パワフルな巻き上げができる為、カバーに潜ろうとするバスも引き出しやすい設計になっています。
5.19タトゥーラ TW 「ライントラブル軽減&タフ」

出典:daiwa
- 想定購入価格:1.5万円前後
- ギア比:6.3、7.1、8.1
ダイワのベイトリールの中でも、コスパが高く、タフでライントラブルも少ないタトゥーラTW。
2019年モデルのタトゥーラTWは、ライントラブルが面倒なPEの使用にもぴったりで、カバーゲームでの巻き取りに適した90mmのアルミクランクハンドルも魅力。
遠投性能だけでなく、低弾道キャストもしやすいTWS搭載も嬉しいポイントです。
ベストな機種でエキサイティングなフロッグゲームを楽しもう!
フロッグゲームにぴったりなベイトリールは見つかりましたか?
フロッグ用に買い足しやすい2万円以下のベイトリールや、他のルアーにも活躍の場が多いような機種も多くご紹介しました。
ベストなベイトリールを選んで、エキサイティングなフロッグゲームを楽しみましょう!