
上級者向けのバスタックルとして、極めたい釣り別に理想的な組み合わせをご紹介します。巻き物、リグ系、オカッパリ、スイムジグ、ヘビキャロ、遠征バス釣り向けの6パターンより、理想的なワンタックルを探してみましょう。
1.「巻き物を極める」22バンタム×カルカッタコンクエストDC
- 想定購入価格:約4万円前後
- 長さ:2.13m(7フィート)
- 適合ルアーウエイト:7〜30g
- 硬さ:M+
バス釣りを行う上での本質的な要素に磨きを掛けたシリーズ、シマノ バンタム。
2022年モデルでは、パワーアップや特殊なセッティングの継ぎモデルなどが魅力。
中でも22バンタム 170M+-G/2は、フッキングパワーUPコンセプトのワン&ハーフ2ピース仕様が特徴的。
ルアーの泳ぎを引き出す繊細なティップやフッキング性能が◎
グラスコンポジットモデルで、ミドル〜ディープクランクやスピナーベイト、小型スイムベイトなどの巻き物ルアーが得意な一本です。
- 想定購入価格:約6万円前後
- ギア比:100番台=5.6、6.8/200番台=4.8、6.2
このロッドに合わせたいのが、シマノ19カルカッタコンクエストDC。
安定したリトリーブやシルキーな巻き心地が特徴的で、巻き上げパワーも◎
ボート釣りで多い強風シーンで重宝するウインドモードなど、充実したブレーキ設定も魅力の機種です。
2.「リグ系を極める」ロードランナーストラクチャー×20メタニウム
- 想定購入価格:約5.6万円前後
- 長さ:219cm(7フィート2インチ)
- 適合ルアーウエイト:3/16〜5/8oz
- 硬さ:MH
何かと出番の多くなるフリーリグやテキサスリグ、高比重ノーシンカーなど、リグ系の釣りを極めるための一本に相応しい、ノリーズ ロードランナーストラクチャーNXS STN720MH(NO SINKER FLIP & FREE RIG)。
繊細なリグの操作やバイトを感知できるティップで、トルクのあるベリーからバットで、ショートバイトが多い時期のバスもランディングしやすいテーパー設計も◎
長さを感じさせない操作性の高さで、消波ブロックやメジャーフィールドでの釣りで嬉しい、太いラインで軽いリグを扱いやすい設計。
遠距離のウィードを狙った釣りや、長距離のピッチングも得意な一本です。
- 想定購入価格:3.5万円前後
- ギア比:6.2、7.1、8.1
このロッドに合わせたいのが、シマノ20メタニウム。
16メタニウムと同じ175gの自重で、ボディやギアを改良しタフな釣りへの対応力がアップ。
また、マグナムライトスプールⅢ搭載で、立ち上がりの良さと伸びの良さがアップし、遠投性能や低弾道キャストでよりリグ系の釣りにも使いやすくなっています。
14lbナイロン90mのシマノならではのラインキャパで、遠投するリグの釣りにも安心のモデルです。
3.「オカッパリを制する」ハートランド×スティーズリミテッドSVTW
- 想定購入価格:約4.6万円前後
- 長さ:2.26cm(約7フィート5インチ)
- 適合ルアーウエイト:11〜28g(3/8〜1oz)
- 硬さ:H
飛距離が稼ぎやすいセッティングの、ハートランド 752HRB-21。
シャープでルアー操作をしやすく、粘りのあるキャスト性能や魚とのやりとりのしやすさも◎
スピナーベイトやビッグベイト、ラバージグやバックスライドリグ、シャッドテールなど、汎用性も特徴。
オカッパリのポイント移動の際に嬉しいセンターカット2ピース仕様も魅力の一本です。
- 想定購入価格:6.8万円前後
- ギア比:6.3、7.1
このロッドにマッチするのが、スティーズ リミテッド SV TW。
本数を絞ったオカッパリにも活躍する、軽量〜重量級ルアーに対応し、BOOST機構搭載による遠くへのアプローチも可能。
自重160gと軽量でコンパクトな操作性や、低弾道のアキュラシーキャストも得意なモデルです。
4.「スイムジグを極める」シャープシューター×19ミリオネアCTSV
- 想定購入価格:約4.6万円前後
- 長さ:2.16m(約7フィート1インチ)
- 適合ルアーウエイト:7~56g(1/4~2oz)
- 硬さ:M+
リトリーブ中の動きを捉えづらいスイミングジグの釣りに理想的なロッドが、エバーグリーン、フェイズシリーズのPCSC-71M+ シャープシューター。
ウィードに当たるとティップが入るセッティングでウィードに突っ込みすぎず、スタック回避でバイトチャンスを作りやすい設計。
また、フッキングが難しいスイミングジグの釣りを想定した、複数パターンのバイトに対応できるセッティングが◎
スイミングジグ以外の守備範囲も広く、チャターベイトやバイブレーション、マグナムクランクといった重量級巻き物。フリーリグやテキサスリグなどのリグ系もこなせるバーサタイル性も特徴。
キャストを繰り返す巻きの釣りで特に重宝する、ルアーの重みをロッド全体に乗せ、軽い力でキャストが可能なセッティングも嬉しいポイントです。
- 想定購入価格:4.5万円前後
- ギア比:6.3、7.2
このロッドに合わせたいのが、ダイワ19ミリオネアCTSV。
2008年以降、ソルトシーンのみの開発だったミリオネアが再びバス釣りシーンに帰ってきた名機。
丸型リール特有の安定した巻き取りで、美しいリトリーブが必要なスイミングジグやシャッドテールの釣りに理想の機種。
水中のルアーの状態やバイトを捉えやすい巻き感度も特徴。
ダイワ技術面ではCTコンセプト採用で、パーミングしやすく、小さなルアーもカバーできる強みも備えています。
5.「ヘビキャロを楽しむ」グランドスタリオン×21アンタレスDC
- 想定購入価格:8.5万円前後
- 長さ:2.39m(約7フィート10インチ)
- 適合ルアーウェイト:14~168g(1/2~6oz)
- 硬さ:エクストラヘヴィ
色々な楽しみ方ができるバス釣りの中でも、独特の楽しさがあるヘビキャロの釣り。
琵琶湖などの湖で、オカッパリでは探ることができないような沖のポイントを、よく釣れる4インチ程度のワームで探ることができ、沖のウィードなどに潜むデカバスなどを狙える楽しさ。
それ以外にも、浜でウェーダーを着て目の前でバスをランディングする楽しさや、水の中に入ってより自然を感じたり、開放感があったり、体の前を通り過ぎるデカバスを見て興奮したりと・・、そういった楽しさもあるヘビキャロの釣り。
この釣りをより快適に楽しませてくれそうなロッドが、エバーグリーン グランドスタリオンGTX-C710XHX。
上質カーボンにこだわりセッティングされたロッドで、80m以上沖へのアプローチを想定した洗練スペック。
繊細なティップでのリグの操作やウィードをほぐす操作もでき、遠く離れた場所からバスの口にしっかりフックを貫通させれるロッドのキレや、ウィードごとデカバスをランディングするようなシーンでも、安心のパワーを備えた一本です。
- 想定購入価格:約6.7万円前後
- ギア比:5.6、7.4、7.8
このロッドに合わせたいのが、更に遠くへのアプローチが可能になった、21アンタレスDC。
MGLスプールⅢと4×8DCを組み合わせ、遠投性能だけでなく、軽めのキャストでの飛ばしやすさや伸びの良さも◎
キャスト精度の高さも特徴で、剛性やシルキーな巻き心地も魅力です。
6.「遠征バス釣りを楽しむ」ブラックレーベルトラベル×タトゥーラSVTW
- 想定購入価格:約3.4万円前後
- 長さ:2.13m(約7フィート)
- 適合ルアーウエイト:5~28g(3/16~1oz)
- 硬さ:M
長年バス釣りを続けていると、遠くのメジャーフィールドが気になってくる。
そんな方にお勧めしたい楽しみ方が、遠征バス釣り。
鉄道や飛行機、バイク移動の際の持ち運びも良く、利根川、富士五湖、琵琶湖や池原ダム、旧吉野川、遠賀川などなど、全国のフィールドへ、旅行やキャンプと一緒にバス釣りを楽しむなど。
遠征先のフィールドでも本格的なバス釣りが楽しめるロッドが、ダイワ ブラックレーベルトラベル。
C70M-5 22年追加モデルは、一本で幅広いルアーをカバーできるモデル。
ハードベイトの巻きでサーチする釣りから、ワームの釣りに切り替えて確実な一匹を狙うことも可能な、遠征の釣りにぴったりな一本です。
- 想定購入価格:約1.9万円前後
- ギア比:6.3、7.1、8.1
このロッドに合わせたいのが、タトゥーラ SV TW。
軽量ルアーから重量級ルアーを広くカバーし、特に軽めのルアーの扱いやすさが◎
風の中での対バックラッシュ性能や正確なキャストのしやすさも強みで、扱いやすい軽量でコンパクトボディも嬉しいポイントです。
上級者向けタックルで、更にレベルアップ!
今回は、上級者向けのタックルを中心に、上級者にオススメのテーマ別にご紹介しました。
目的の釣りにマッチしたロッドやベイトリールを使うことで、よりレベルアップしたバス釣りを楽しめると思います。