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ビッグベイト向けのベイトリールを21、20、19年モデルより、15機種ご紹介します。また、ビッグベイト向けの機種を選ぶ際の3つのポイントも!巻きが中心のビッグベイトの使い方や、トゥイッチやジャークなど、技を多用した使い方など、理想にマッチしたベイトリールを探してみましょう!
ビッグベイト向けリールを選ぶ3つのポイント

出典:shimano
1.ラインキャパ
ビッグベイトの釣りは、20lbや25lbなど、太いラインを使用するのが一般的なので、ラインキャパがあるベイトリールが向いています。
(※近距離のみの使用であれば、小さいラインキャパでも対応可能です)
2.パワー
太いラインと重たいルアーで、重たいデカバスを狙う。
これがビッグベイトのスタイルだと思いますが、しっかりとパワー面で安心できる剛性が必要です。
最近では各メーカーの技術革新もあり、剛性面で安心できるベイトリールが沢山リリースされています。
3.ギア比

出典:shimano
ギア比に関しては「どういったビッグベイトの使い方をするのか?」や、「好み」によっても変わってきますが、基本的には下記のような違いがあります。
ローギア
- 重たいルアーを少ない力で巻ける
- 安定したきれいなリトリーブがしやすい
- 巻きの釣りに集中しやすい
- よりナチュラルにルアーを動かせる
巻きに特化したビッグベイトの使い方なら、5.5や6.3といったローギアが使いやすいです。
ただし、ロッドアクションを加えてビッグベイトを使うことが多い場合は、スラッグの回収が遅いため、巻き合わせやロッドフッキングがしにくくなります。
ハイギア
- スラッグを即回収できる
- スピード感のあるルアー操作
- 変則的なルアー操作がしやすい
- 巻き合わせがしやすい
- ルアー回収が早く展開の早い釣り
トリックなどルアー操作や展開の早い釣りを重視するならハイギアが使いやすいです。
ロッドアクションを加える際も、すぐにラインスラッグ回収ができる為、巻き合わせやロッドフッキングをスピーディに行えます。
ビッグベイトの釣りが初めての場合
ビッグベイトを動かす時に、「ロッドアクションが多いか、リールアクションが多いか」など、好みのビッグベイトの使い方や、使いやすいギア比が把握できていない場合は、ローギアとハイギアの中間にあたるギア比7.0前後を目安に探すのがバランスが良くおすすめです。
ビッグベイト向けリール!2021年モデルより2機種

ここからは理想的なビッグベイト向けリールを多数ご紹介します。
まず2021年モデルからは2機種をピックアップしました。
コンパクトで操作性の高い機種と、ビッグベイト&ジャイアントベイト向けに開発されたパワフルなモデルの2機種をチェックしてみましょう!
1.『21ジリオンSVTW』高剛性、軽くてコンパクト
- 想定購入価格:3.2万円前後
- ギア比:5.5、6.3、7.1、8.5
軽くてコンパクトながら、パワーゲームが得意な21ジリオンSVTW。
高剛性ボディで、手元に伝わる巻き感度や引き抵抗のあるルアーの巻き上げが軽いのも魅力。
より遠くまでキャストが可能なSVブースト搭載も嬉しいポイントです。
操作性が高いため、テクニカルなビッグベイトの釣りにも理想的な秀逸モデルです。
2.『タトゥーラTW300』ビッグベイト、ジャイアントベイト向け
- 想定購入価格:3.5万円前後
- ギア比:6.3、8.1
ビッグベイトやジャイアントベイト向けに開発された21年モデルの、タトゥーラTW300。
初期性能が永く続くHYPERDRIVE DESIGNを採用し、空気抵抗の大きいルアーをキャストしやすいブレーキシステムも◎
滑らかな巻き心地で、軽く巻き上げが可能なパワーを備え、ビッグベイトに理想的な優秀モデルです。
ビッグベイト向けリール!2020年モデルより6機種厳選

2020年モデルから厳選したのは、計6機種。
コンパクトボディでビッグベイトの操作性が高い、タトゥーラSVTWや、約2万円で手に入るDC搭載機種のSLX DC。
ベイトフィネスからビッグベイトを、2つのスプールでより使いこなせるレボディーズ8など、計6機種をチェックしてみましょう。
1.『タトゥーラSVTW』繊細なビッグベイトの釣りに
- 想定購入価格:1.9万円前後
- ギア比:6.3、7.1、8.1
2020年新機種のタトゥーラSVTWは、ビッグベイトからライトリグまで広く対応でき、自重は190gとシリーズ最軽量で、扱いやすいコンパクトボディも特徴的。
ビッグベイトの繊細な操作で誘うシーンなどで特に重宝しそうです。
また、バーサタイル性が求められるタックルを減らしたオカッパリの釣りなどでも、頼もしい存在になってくれそうです。
2.『SLX DC』遠くのデカバスにアプローチ
- 想定購入価格:1.9万円前後
- ギア比:6.3、7.2、8.2
DC搭載の4段階のシンプルなブレーキ設定で、軽めのシャッドやミノーなどの軽量ルアーから、ビッグベイトの釣りまでカバーできる、SLX DC。
対バックラッシュ性能が高く、例えばビッグベイトの使用後、軽めのルアーや空気抵抗の大きいルアーへ切り替えた際に、ありがちなバックラッシュも防ぎやすくなっています。
DC機種が約2万円で手に入る価格の魅力や、しっかりと遠投して遠くのデカバスへアプローチできる遠投性能も強みのモデルです。
3.『20メタニウム』テクニカルなビッグベイトの釣りに
- 想定購入価格:3.5万円前後
- ギア比:6.2、7.1、8.1
自重はそのままに剛性をアップさせ、ビッグベイトなどのパワーゲームも安心して使いやすくなった、New20メタニウム。
また、コンパクトサイズのボディによって、トゥイッチやジャークなどの技を多用したビッグベイトの釣りにも対応しやすくなっています。
ビッグベイト機種として出番がない時期などは、軽量ルアーやライトリグなどの打ち物用にも対応できる優秀モデルです。
4.『カルカッタコンクエストDCHG』見切らせない巻き&技が使いやすい
- 想定購入価格:5.6万円前後
- ギア比:200HG、201HG=6.2
賢いデカバスに見切らせない安定したリトリーブがしやすい、カルカッタコンクエストDC。
2019年にフルモデルチェンジして登場したローギアに合わせて、2020年にはハイギアモデルが発売されました。
ローギアモデルのギア比4.8では、ビッグベイトのジャークの際など、少しラインスラッグ回収がしづらい。
そんなシーンで使いやすくなった、ギア比6.2。
DC搭載の遠投性能やブレーキ性能はもちろん、この機種の強みでもある、ナチュラルな安定したリトリーブ。
合わせて、ハイギアによりジャークなどの技でもバランスよく誘えるスペックになっています。
5.『レボ ディーズ8』ビッグベイトからフィネスを2種のスプールで対応
- 想定購入価格:3.9万円前後
- ギア比:8.0
信頼の青木大介プロデュースモデルの、レボ ディーズ8。
最大の特徴は、1台でベイトフィネスからビッグベイトまでの釣りをカバーできる点。
スペアのスーパーシャロースプール付属で、本体スプールとの2つのスプールにより、ルアーの出番に合わせたより高いパフォーマンスでの使い分けができるのが強みです。
6.『レボ ビーストロケット』スピーディーなビッグベイトの釣りに
- 想定購入価格:2.3万円前後
- ギア比:9.2
20lb以上のラインを使うようなビッグベイトの釣りに活躍するレボビーストに、超ハイギアモデルが登場。
一般的なルアーで反応を見つつ、ビッグベイトでも反応を見たい。
そんな時にスピーディーにビッグベイトで探ることができる、ギア比9.2のレボビーストロケット。
よりピンポイントにストラクチャーをチェックし、高速回収。ジャークで誘う際の素早いラインスラッグ回収。
早い泳ぎだしやキレのあるアクションでデカバスのスイッチを入れる際などに活躍してくれそうです。
また、ハイギアならではの巻き重り感を軽減した、大口径ギア採用も特徴的なモデルで、アブならではのパーミングしやすいロープロ化された設計も、スピーディーなビッグベイトの釣りに使いやすくなっています。
ビッグベイト向けリール!2019年モデルより7機種厳選

2019年モデルからは、7機種を厳選。
コスパが高く、よりタフになった19タトゥーラTWや、10年ぶりのフルモデルチェンジを果たしたカルカッタコンクエストDCなど、様々な7機種をチェックしてみましょう。
1.『スティーズCT SV』操作性を活かしたテクニカルな使い方に
- 想定購入価格:5.4万円前後
- ギア比:6.3、7.1、8.1
CTコンセプト搭載の19スティーズCT SV TW。
コンパクト&タフ設計になっているので、ホールドしやすく手返しもしやすくなっています。
そのため、ビッグベイトを使ってのカバーを撃つ!!といったスタイルもしやすくなっています。
ゴミ溜まりの際、ウィードの際、トレースコースを操作する場面では特に使いやすそうです。
2.『19タトゥーラ TW』よりタフになった安心感
- 想定購入価格:1.6万円前後
- ギア比:6.3、7.1、8.1
全世界のゲームフィッシュに対応した、タトゥーラ。
今年の19モデルは、更にタフになってビッグベイトにも適しています。
新型メタルフレームや高強度アルミ製マグフォースZスプールなど、よりタフにブラッシュアップ。
比較的遠目のストラクチャーを狙って使う場面や、カバーゲームなどで特に力を発揮してくれます。
3.『カルカッタコンクエストDC』見切らせないリトリーブに
- 想定購入価格:5.8万円前後
- ギア比:200番4.8(HGの6.2、100番の5.6、HG6.8が2020年に追加)
カルカッタコンクエストDCならではの安定感のある巻き取りで、よりデカバスに見切られないキレイなリトリーブが可能。
また、遠くへキャストし、より広い範囲でデカバスをリサーチできる遠投性能も特徴。
200番は、4.8のローギアならではの重たい物を軽く巻ける特性に、20lbナイロンラインを100m巻けるラインキャパも◎
4.『19アンタレス』飛ばす釣りと低弾道でのカバー撃ちに
- 想定購入価格:4.5万円前後
- ギア比:6.2、7.4
アンタレスの最大の強みでもある「飛ばす」はもちろん、ビッグベイトを使った「低弾道での撃ちの釣り」にも適した19アンタレス。
サイレントチューンによってガタつきも少なくなり、より安定感のあるロングキャストができます。
また、ブレーキ性能が更に進化していて、ビッグベイトを使った近距離戦もしやすくなっています。
5.『スコーピオンMGL』リーズナブルで安心感のある名機
- 想定購入価格:2万円前後
- ギア比:6.2、7.4、8.5
シマノの中価格帯の機種でも信頼できる名機。
スコーピオンにMGL(マグナムライトスプール)を搭載し、より遠くへ飛ばせるようになっています。
最大ドラグ力5.5kgで、パワフルな巻き上げもできる優秀なベイトリールです。
6.『レボBLACK10』ハイギアを活用したビッグベイトの演出に
- 想定購入価格:3.7万円前後
- ギア比:10.1
パワーゲームで使いやすい、キムケンプロデュースのBLACK10。
近距離でのハイテンポな攻めはもちろん、遠投して反応なかった際に即回収といった効率化が可能。
ビッグベイトを使用する場合、特に強みになってくるのがギア比10.1というハイギアならではの演出。
初速のある動きで、デカバスにスイッチを入れる。急に逃げるベイトフィッシュの演出など、テクニカルな演出技で使えそうな機種でもあります。
7.『レボビースト』ジャイアントベイトメインでビッグベイトも
- 想定購入価格:2.3万円前後
- ギア比:5.8、7.3
ジャイアントベイト向けのパワーモデル。
最も分かりやすいのが、最大ドラグ力14kgという点。
明らかに規格外のこのスペックは、ジャイアントベイトを琵琶湖や池原ダムなど、モンスター級がたくさん潜むフィールドを想定して用意されたスペックです。
大きめのビッグベイトを使う際にも検討したいモデルでもあります。
理想のリールでビッグベイトの釣りを楽しもう

今回は、ビッグベイト向けのリールと選ぶポイントについてお伝えしました。
得意なスタイルや目当てのビッグベイトの使い方にあったリールを選ぶことで、より快適にビッグベイトの釣りを楽しめます。