今回は、スティーズA TWのインプレをお伝えします。
用途はクランクを中心とした巻物で、中型〜大型ルアーの使用です。
最も印象的だった、扱い易さとノーサミングでの飛距離のこと。
他には、巻き心地や感度についてインプレします。

※インプレは、ギア比5.3のスティーズ A TW1016L-CC(CRAZY CRANKER)モデルです。

1.最も印象的だった特徴!扱い易さ&サミングいらずの飛距離

このスティーズA TWを使って、最も気に入った点は2つあります。
まず、一つ目が扱いやすさ。
小ぶりでちょうどいい軽さのため、手返しが良く快適に扱えてます。(自重190g)

ボートで釣りをしている時も、ランディングの際急に潜り抵抗するようなデカバスとのやりとりも、扱い易いため気持ちしやすい印象でした。

サミングいらずの飛距離については、ノーサミングでもバックラッシュせずに結構飛ぶ点です。
これに関しては買う前に動画などでチェックしていたのですが、マグフォースZの効果が高いのか、思ったよりもいい感じです。
今までもノーサミングでバックラッシュしません的な宣伝文句の機種はありましたが、だいたいはシビアにブレーキ調整をしてという前提の気がしていました。
なので、結局ブレーキをゆるくし、サミングを加えてより飛ばすというスタイルでした。

ただ、スティーズA TWの場合は、良く飛ぶ状態でもノーサミングでバックラッシュせずに使えました。
実際に、サミングを使ってノーサミング時のブレーキ設定よりゆるめて比較しましたが、目で確認できるほどの差は不思議となかったです。

ノーサミングでも、サミングしても飛ばせる距離はこの機種の場合、大差無く感じたので、ほぼノーサミングで使用していました。
手間が省けてサミングせずに良く飛ぶので、このメリットは大きいと思います。

ただ、琵琶湖ボート釣りで風があるとき、いつものようにノーサミングで使っていて、変に力んだタイミングがありました。
帰る時間が近づいていて、デカイのが釣れずイライラしていた時です(笑)
その時は結構なバックラッシュをしました(汗)

おうちゃくしすぎはダメですが、基本ノーサミングで良く飛ぶ状態で使えるので、サミングの手間が省けて効率いいです。

2.ノーサミングで良く飛ぶ、ブレーキ設定の例

あくまで個人的なブレーキ設定の例ですが、約13gのコンバットクランクの場合、マグダイヤル3がノーサミングで最も良く飛びました。(ナイロン12lb/測定距離:42m)
チャターベイト1/4ozのトレーラー付きだと、マグダイヤル4がノーサミングで最も良く飛びました。(ナイロン12lb/測定距離:29m)

3.その他、スティーズA TWの巻き心地や感度

その他の性能ですが、まず巻き心地はシルキーというよりは、かっちりした安定感ある巻き心地で、ノイズなどは殆どなく静か。
また、フルアルミハウジング採用などでの感度の高さも特徴的で、アタリをシビアに把握する釣りで重宝する設計になっています。

4.気になあった点=ハンドルノブがデカイ

一箇所だけ気になる点が!それはハンドルノブが大きいという点。
使っているうちに慣れてしまいましたが、はじめは握りにくいなーって思う人多そうです。

フラットタイプハイグリップノブと言って、指に吸い付く素材と安定感ある力強い巻きが可能になるようです。

スティーズA TWは、ワンランク上の性能バランスが良い機種

スティーズA TWのインプレ内容をまとめると、扱い易い形状や軽さ。
サミングの手間を省けてよく飛ばせる機種。
これが個人的に最も印象的な部分です。

全体的に性能のバランスが良く、ワンランク上の性能を楽しめる印象で、スティーズの中では手に入れやすい価格というのも魅力ですね。

ギア比:5.3、6.3、7.1、8.1
自重:190 g
標準糸巻量:ナイロン14lbで115m、16lbで100m
想定購入価格:4万円前後